週刊誌は「時局」とガップリ四つに組むしかないので、
新聞・テレビなどのマスメディアよりも「納得」を与えてくれる場合がある。
もちろんすべての週刊誌がそうとは言えないし、ゴシップ一辺倒のものもある。
時局に真っ正面から突っ込む記事や特集があれば、ついほぼ全誌を買い込んだりもする。
最近では言うまでもなく3月11日以降、ポスト、現代、文春ほか、新聞よりも読み込んだ時期がある。
100日が経過して、さほどでもなくなったが、店頭での表紙、見出しのチェックは続いている。
とかなんとかやってるうちに、先週号から千夜千冊の松岡正剛さんの連載が「週刊ポスト」で始まっていた。
見開きカラー2ページの実はよくある、あったスタイルの連載。ずいぶん昔に、「アサヒ芸能」がこれに近いスタイルで「極道」ものを連載していた。松岡さんの連載は「百辞百物百景」。
第1回は「氏神」だったらしい。らしいというのは買いそびれてしまったから。写真は今並んでいる7月8日号(来週月曜日発売のはずだが、コンビニにはもう並んでいる)。第2回は「寸志」。
3月11日以降に見直すと、いろいろ気づきが増えてくるような日本のキーワードを100辞100回連載するという趣向になっている。
今週のキーワード「寸志」は偶然にも、記事「気持ち」の区切りと、「手続き」上の区切り
にもつながる言葉だった。