「面接」100社!と企画屋 | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

超氷河期と言われるなかで就職活動をやってる大学生には、いちおうねぎらいの声をかけてあげたいと思う。


エンジンが『創業人のススメ――アントレプレナー・ノート』というコンセプター坂井直樹さんの文庫本を編集したときも「氷河期」と言われていた。


しかしまったく違う。民主党がやっている「手厚いバラマキ」ごときで解けるような氷河ではないからだ。文庫本編集のころは、当時の通産省などの音頭で、「ベンチャー」熱を高めた。つまりは「起業のススメ」だ。学生ベンチャーなどのハシリは、この時代だったと思う。1996年頃のことだ。


就職氷河期とベンチャーと、それからもう一つ何かと「三つ巴」のセットになっているのを編集中に発見して、著者と相談して、そのことについてはえんじんが書きまくった(笑)


いまや「就職」という仕組み自体が移ろっているので、旧態依然のハローワークのアクティビティをそのまま上げたところで、大氷河はびくともしない。もっと大きな、なんというか「ミス・マッチング」をカイロプラクティックしなければ、どうにもならないはずなのだ。


さておき、ある女子大学生が100社の面接をこなしているというニュースが流れた。


想像を絶する。


面接というのは、誤解を恐れずに言えば、スッポンポンで身をさらし人様に値踏みをしてもらう人身売買に近いものがある(苦笑)。それを100もこなすというのはタダ事ではない。それにひきかえ現内閣の薄らトンカチな言動を見るにつけ、ますます寒くなるのだ。


企画をこさえて、それをプレゼンしてという企画屋の仕事も、言ってみれば「面接」状況にしょっちゅうさらされる。


人格の否定、人格の破壊、歴史の剥奪(爆)をされていると感じる場面もある。あった。


とにかくこういう業界の企画は、文章をいきなり真っ赤に変更される、バッサリ切られるといったことは日常茶飯事。


そうとうの[ドM]でないと続かない(笑)


そのまま、ほんもののMになってしまう人もいて、業界ではそういう人を「メディア乞食」と呼んだりする。した。


もっとも最近の企画屋は、直接面談に持ち込むことはない。郵送だったり、メール添付だったり。


そのほうが確率戦は戦いやすい。しかし、送付先それこそ100は必要。500社あれば十二分というところだろう。


企画書作って足使って、これだけの飛び込みをやっていたら数ヶ月はあっというまに過ぎる。営業が500人いれば一日で終わるが、それだけの力があれば、「別の業界」でとっくに利益を出しているだろう(爆)


えんじんの場合は、直接面談主義、一本釣りなので、まさに巌流島。真っ赤な血が流れる確率がチョー高い。

とにかく他の業界のプレゼンとは違って、えんじんの業界はつねに「人」付きなので、人格否定・人格破壊のリスクをつねにしょっている。


100社面接の女子大生諸君、めげずにますます磨かれて、「いい女」になられんことを切に祈る。