「出版」はフロントエンドではない。チラシと同列に扱うのは、やめましょう。 | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

ちょっと古い本ですが、米国の起業家のあいだでは、『7つの習慣』や『ビジョナリー・カンパニー』よりも読まれていると言われている本があります。


E-Myth(起業家の神話)シリーズの第1作、マイケル・E・ガーバーの"E-Myth"。


1988年の本ですが、この改訂版"The E-Myth Revisited: Why Most Small Businesses Don't Work and What to Do About It"が1995年に刊行され、2003年に邦訳が出版されています。

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術/マイケル・E. ガーバー
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E-MyhtのEはEntreprenur起業家、Myhtは神話。この神話は、都市伝説のような、起業に関する誤った考え方といった意味です。

陥りがちな誤解の最たるものは、


「事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力は十分に備わっている」という仮定。


その事業分野の専門的な仕事をこなせるということと、「事業を経営する」ことは全く別の問題だということに気づかないまま起業して失敗する、そこを衝いた実践的な本です。


最近のインターネット、とくにソーシャルメディアを中心に、自分ブランディングとか、パーソナル・ブランディングとかを奨める連中のなかには、すべてとは言いませんが、この「起業神話」にどっぷり浸かっている、もしくは気づいていないか、気づけない、そこまで知恵がまわらないレベルのものが多くて、ウンザリです。


せいぜいがコピーライティングしかできない輩が、「独立起業」までコンサルティングしますなどと宣わっているのを見ると、ウンザリを通り越して、反吐が出るわけ(笑)


詐欺とは言いいませんが、下手すると詐欺師以下(爆)ですよ。


おまけに、そういう連中に限って、「出版」するのがブランディングにつながるという、まあ本をセールスプロモーションのツールとしか考えない浅ましい提案を平気でやってくれる。


出版社を踏み台にするのは、いい加減にしやがれ、ですが、まあせめて慎ましく、出版できたことに対する感謝の気持ちくらいは、表明し続けるくらいのことはしてほしいもんです。


いや、チラシ、フライヤーに命懸けるほうが、よほどクリエイティブだし、潔い。


本を出すと「先生」と呼ばれ、尊敬される?


アホか!