タイトル、「電子書籍の歴史と実験」にすべきかもしれません(笑)。
加えて昨日の「でじたる書房」ネタ については、フリーソフトよりも、
マクロマインド・ディレクター、マクロメディア(→アドビ)、ボイジャー・・・の、電子書籍の歴史その揺籃期をたどる記事にすべきでした。これについては、またあらためます。
「日経パソコン」は、ご存じのとおり書籍ではなくて雑誌ですが、「紙と電子の協創」という観点から大変参考になるサービスを長期にわたって継続しているマガジンです。
もちろん、この観点から見て参考になる雑誌は他にもありますが、リアルからウェブへアクセスしたいという読者のニーズを喚起しやすい、わかりやすいモデルとして取り上げています。
CDROMやDVDの付いた書籍もあります。これもほぼ同じ電子書籍的実験のなかに含めて考えています。
CDROMのなかにHTMLファイルを入れて、クライアントマシンからウェブへナビゲートする仕組みは、もうかれこれ20年近い歴史を持っているはずです。
話を、日経パソコンオンラインに戻します。日経パソコンは、月2回発行で、オンラインでは各号の記事に対応するソフト詳細を見る、試用版をダウンロードできるなどのほか、たとえば「すぐに使える」企画書のテンプレをダウンロードしたりすることができます。
紙の読者を、ウェブに誘導する力が強いというのはこの、実用性、「使える」ものが即手に入るということなわけで、ビジネス実用性をあまり含まないような「読書」とは一見なんの関係もないように思えます。
しかし、読んでからアクセスする、アクセスしてから読む、という紙と電子の間に起きる「往還」をどう作るのか、ということでは、すこぶるシンプル明快な仕組みを提示 してくれています。
どう応用するかは、あなた次第です^^
わたしはいま、このテンプレを使って、しゅっぱん2.0の成果第3弾、
松澤大之著『リングノートでムダな勉強をやめなさい』のウェブキャンペーン企画をまとめています。
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まだ、買わないでください。出版記念キャンペーンが間もなく始まりますので(ただいま予約受付中ですが、すでに5万位あたりまで上昇したりしてます^^)。
日経パソコンの例は、紙から電子へ、ですが、
電子から紙への実験は、こちらで進んでいます。