電子書籍の実験(3):でじたる書房「電子書籍から商業出版へ!」 | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

チーム「しゅっぱん2..0」のメンバーで書店コーディネーターの、ぱーぱすさんが「通報」してくれたのが「でじたる書房」。


わたしもずいぶん前から存在は知っていましたが、「自費出版」の新しいかたちの一つくらいとしか見ていませんでした。


2006年から編プロと提携して「電子書籍から商業出版へ!」というプロジェクトを立ち上げたようで、まず電子書籍としてリリースされたものを、出版社につないで紙の本を出すというビジネスモデルを確立したようです。


「商業出版へ!」というビックリマークが気になるわけですが(笑)、まあそういうことです。


つまり、最初の電子書籍は、暗に「自費出版」に近いもの、というニュアンスなわけですね。


最初にリリースされたものと、商業出版されたものと、その差異を確認していないので、なんとも言えませんが、デジタルか、紙かは無関係に、要はコンテンツで勝負だ! というあたりまえのことを確認するばかりであります。


ちょっと面白いのは、PDFで書籍ライクなものを作れるフリーソフトを、しっかり使っていること。


このフリーソフトは私も知りませんでした。


電子書籍 電子出版エージェントのでじたる書房
http://www.digbook.jp/information.php?tpl=howtopdf_pd

ちょっと面白そうなので使ってみようかと。


PDF入稿という、紙の本の印刷用にデジタルデータとしてPDFを渡すやり方は昔からあるので、まあこれからもあながちなくなるというものではないですが、やはりInDesignでデザインしておいたほうが、将来的には汎用性が高いはずです。


しゅっぱん2.0デジタルエディション第1版のデザインは、プロのデザイナーさんが、InDesignでデザインを組み、そのデータをPDFに出力したものです。


もちろん、この「しゅっぱん2.0」のデジタルエディションは、いわゆる「自費出版」ではありません。


初めから商業出版です


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