五感から入力して運動系から出力する間、脳は何をしているか。入力された情報を脳の中で回して動かしているわけです。この入力をx、出力をyとします。すると、y=axという一次方程式のモデルが考えられます。何らかの入力情報xに、脳の中でaという係数をかけて出てきた結果、反応がyというモデルです。
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つまり、どう「動かしているか」は、まだよくわかっていないことも多いし、どちらにせよ私たちには、「入り」と「出」しか意識することはほとんどできないということです。
ただ、この養老孟司さんの一次方程式Y=aXは、いろいろメタファーには使えそうです。
こまかいY、Xの範囲などは無視して考えれば、aという係数が大きければ大きいほど、出力Yも大きいということが、まあシンプルに表現できます。
但し、aは、意識的にコントロールできる係数とします。
ネガティブな入力をマイナスXとすれば、いくらaを大きくしても、マイナスとか、マイナスの出力しかないとか、
じゃあプラスにするためのマイナスaは、何にすればいいのかとか、いろいろ説明には使いやすいかもしれないです。
あくまでも説明のモデルです。