3月期末決算と2兆円 | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

いよいよ3月がやって参りました。


一月はいぬる、二月は逃げる、三月は去ると言って、


1年の最初の三ヶ月はあっと言う間と言い習わされてきていますが、


今年は、まるでそんな気がしないのは、なぜでしょう?


2兆円というのは、例の定額給付金に当てられるお金です。出版の市場規模の2倍、全ての出版社、全国書店さんの2年分の働きに相当する額です。


国民一人あたり12000円でしたか。


しかし、これ「経済対策」なんでしょうか?


焦眉の急を要するのは、今月末に決算期を迎える企業の行く末と、株価動向。


その支援と、介入策だったはず。


公的資金によるPKO(買い支え)も、検討されているようではありますが、たぶんやらない、


というか間に合わないと思います。給付金が表に出て、とても議論が尽くされているとは思えない。


現在の東証の時価総額約300兆円の5%強を買い支えるとして、


15兆円の資金が必要になります。そんなお金、ないです(笑)


口先介入に終わると思います。


株価動向の影響は、銀行も受けています。


お金が動きやすい期末に、銀行がどれだけの体力を持っているかによって、


行く末は、かなり大きく変わります。


銀行も株式会社だということ、なぜか忘れがちです^^;


なんにせよ、あの9月からこの3月に到るまで、約半年間も、


政府は、なんの「出動」もしてこなかった。


それでも、商いはなんとか回っているところは回っているし、


もちろん左前になったところもある。


政府、あってもなくても結局同じだったんじゃ?


って、なんだかとんでもない話になってきました(爆)