同業者さんのメルマガだったと思うのですが、しかとは憶えていません^^;
でもまあ、だいたいこういうことが書いてありました。
「私は、ビジネス書専門です。ビジネス書はたくさん編集してきましたが、小説は苦手です。
小説家の名前くらいは知っていますが、作品はほとんど読んでいません」
いや、小説を読んでいるか、読んでないかは問題じゃないのです。
もちろん、エディターにも、得手不得手は当然あります。
そういうこととは、ちょっと違う話です。
はっきり言っておきますが、エディターは、得意不得意を、
まず口にすべきではありません(爆)
加えて、「物語性(Nrrativity)」というものは、
小説とか、ビジネス書とかのジャンルを問わず重要なものです。
冒頭に上げた例は、この意味でエディターとしての能力を疑われても仕方がない発言です。
友人に医学書専門の編集者がいますが、
この専門性は、かなりのもので、一般の書籍・雑誌編集者が、いきなり手がけろと言われても、
ちょっと難しいものがあったりします。不可能ではないしても。
しかし、彼は、他のジャンルの編集の仕事をすることはできます。
「語り口」を知れば、実はどんなジャンルの編集も可能です。
ありふれているか、ほとんど他では使われていないか、その差はありますが、
言葉である以上、超えられない壁ではないのです。
いま、いい機会ですから、
オバマ大統領の演説の物語性を分析中です。
近日中に公開します。