2009年の初の買い物は、本でした。
昔は「初荷」と言ったようですが、三賀日の二日目には、書初めとか、まあ初仕事に近いことをするのが慣わしだったようです。
読書初め用に買い込んだのは、
- 藤原新也『日本浄土』(東京書籍)
- 藤原新也『メメント・モリ 21世紀エディション』(三五館)
- マルクス・アウレーリウス『自省録』(岩波文庫)
- 細谷功『いま、すぐはじめる地頭力』(大和書房)
- 三木谷浩史『楽天市場公式 ネットショップの教科書』(インプレス)
の5冊。他に「日経ソフトウェア」の新たにオブジェクト指向に生まれ変わったVisualBasic解説別冊と、
『あなたのホームページが賽銭箱になる!』という変なタイトル(笑)の本。ですが、これダイヤモンド社から出ている、ちょっと話題の本です。
こういうネット系、ウェブマーケ系の本や雑誌は、今年、『A6ノートで思考を地図化しなさい』の著者である松宮氏と、出版業界中心にプロジェクト化しようと画策中の秘策のための参考書。肩ならしです^^
第2作の企画とも多少関係していますが、まだ企業秘密です^^
『いま、すぐはじめる地頭力』が実は、いま、すぐ、まっさきに読まないといけない本で^^;、一冊手元にすでにあるのですが、マーキング読書用に予備で買ったものです。
『A6ノートで思考を地図化しなさい』に出てくる「読書マッピング」は、作品を鑑賞するような堪能「読書」とは別の、あるアウトプットに向けて、時間とのせめぎ合いのなかで、効果的に読むという読書なので、本も一種の思考のパーツというか、ツールになったりします。
時には、あるページだけ、切り取って持ち歩くというような荒業もありえますので、そういう読書のために、本を買うお金には、糸目をつけません。
一方で、今日買ったうちの、『日本浄土』などは、写真入りの重厚なエッセイ集なので、その書評原稿を、共同通信さんなどから、締め切りつきで頼まれたなんて場合じゃないかぎり、まるで器を愛でるがごとく、ゆっくり、静かに深く、からだにしみこませるように読んでいきます。
読書にも、何段階かのギアを入れるように、いろいろなスピードがあって良いので、そのスピードを組み合わせながら、5冊から7冊程度は、「併せ読み」を敢行したりします。
こういう今年のテーマに関連する、連ね読書群は、物語とストーリー・アナライズと論理的思考、ブランディングと大不況など、ごろごろあるのですが、それも、追々このブログで公開していこうと思います。