読書マッピング001:茂木健一郎『脳を活かす仕事術』とシンプルマッピング | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks



脳を活かす仕事術マップ001


18日(火)に、A6ノートに手書きしておいた、『脳を活かす仕事術』の

読書マッピングを、[水墨画作成ボード 青龍]というフリーソフトで、

なぞってみました。どちらかというと、まだ「MEMOマッピング」の段階のマップですが。


あとで、ノートの写像もアップしますが、

ソフトで起こす過程で、2、3本新しい枝が加わっています。


二度、三度、見直すことで、発想や気づきが深まります。


ともあれ、この本のマッピングはかなり難航しました^^;


というのも、「感覚系学習」と「運動系学習」の対(つい ペア)が

ガッチリ頭に刻み込まれているので、

その他の内容がほとんで出てきません(汗)。

(「読書マッピング」は一冊を読み終わったあとに、まずは「本を閉じて」、記憶だけを使ってマッピングしていくのが基本です)。


まあ、それぐらいこの「対」概念は、茂木健一郎さんのこの本の

肝にあたるということでもあり、

ひいては、シンプルマッピングの凄さを説明できる

キー概念というわけです。


結論から言えば、「感覚系学習」と「運動系学習」は、

脳のなかでつながっていない

だから、思いついた瞬間には、凄いと思えたものが、

書き出してみたらそうでもなかったとか、


想いは強いのに、なかなか行動できないとか、

そういうことが起きるのは、脳の仕組みからして

まず、自然なことであると。


じゃあ、そのつながっていない二つの系を、

どうすればつながりやすくできるのか。


その事例や、ヒント、アドバイスが、

『脳を活かす仕事術』には書かれているわけですが、

なんだ、シンプルマッピングするということは、

この二つの学習を、つなぐってことじゃないか。

なんだ、そういうことか。


えっ?ちょっと待って。「なんだ、そういうことか」じゃないでしょ?

こりゃ、たいへんなことになってきた!!(爆)


シンプルマッピングは、

脳の二つの学習の系を

つないでくれるツールってこと?


はい、そのとおりです。


これが、答えです。


まあ、その効果の理論的裏づけって話でもあるわけですが、

別に、この裏づけを特に知っておく必要もないし、

詳しく理解する必要もありません。


テレビがなぜ映るのかを知らなくても、誰でもテレビのスイッチを入れて、テレビを観ることができるのと同じことです。


その意味で、シンプルマッピングは「ツール」と言えます。


それはそうなんですが、ツールを作る側、広める側にいる者としては、こういう裏づけの研究も必要です。


使えればそれで十分って方も、

たまに、こういう研究に触れてみるのも、けっこう面白いものです。

ちなみに、この記事に書いたようなタメを活かして書いた、『A6ノートで思考を地図化しなさい』帯コピー案の1本がこれ↓です。


「勉強本」、良い本たくさん出てますね。
でも、実践できてますか?


このキャッチコピー案↑はボツりましたが(笑)。


願望を願望に終わらせない
アイデアをアイデアに終わらせない
計画を計画に終わらせない
読書を読書に終わらせない
想いを想いに終わらせない


どこまでも具体的に、かぎりなくスピーディに、
この手でしっかり成果をつかむ
想いと行動のギャップを埋める虹のかけ橋、
魔法のようなノート術、出来ました。


表4側のコピーは、採用されています^^


研究も、実ビジネスに、役に立つという一例です。