小さな本屋さんにも「マインドマップ」関連本が・・・ | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks


西武新宿線沿線の本屋で
西武新宿線沿線の駅前にあった小さな本屋さんの棚です。


おおっ、ここにも「マインドマップ」の本が!


と、ちょっとびっくりしながら写メしたので、


ボケボケですが(笑)、


左下の囲みが、トニー・ブザン・マインドマップの公式本『ザ・マインドマップ』と、もう一点、これもブザン公認本『仕事に役立つマインドマップ』です。


右上の囲みは、寺田昌嗣氏の『フォーカス・リーディング』です。


寺田さんの『フォーカス・リーディング』は、『A6ノートで思考を地図化しなさい』のなかでも、コラム1本分を使って紹介しています。


シンプルマッピングと相性のいい、いいとこどり「読書術」なので。


詳細は、『A6ノートで思考を地図化しなさい』を読んでいただければと思いますが、


なぜわざわざ、こういう写真をアップしたかというと、


本の「配本」という、書籍販売にとっては、とっても重要なことを、考えさせられたからです。


30坪程度の本屋さんでは、ここに上げたような本は、写真のとおり、


「棚さし」で、多くても2冊です。それくらいしか、配本されないということです。

(この本屋さんには、初期配本はゼロだっかもしれません)。


もっと大きな本屋なら、『フォーカス・リーディング』などは、いま

平積みしてあったりします。売れてる本です。


売れていると分かってる本は、たくさん仕入れて売りたいのは、

書店員さんに共通の気持ちですが、小さな書店では、大型書店に取られて、「撒き部数」が、薄くなるという事情があります。


配本のこと、撒く(まく)と言ったりします。


版元が、こまかく指定配本して、撒き部数に偏りがないようにしないかぎり、小さな本屋さんには、売りたくても、売れ筋の本は入って来にくかったりします。


ということは、この本屋さんは、頑張って、これらの本を、電話注文か何かで、入れたんだと推測できます。


写メのマインドマップ本の版元は、どちらもダイヤモンド社です。


ビジネス書では、知らない人のいない優れた版元ですが、この沿線まで、本社の営業マンが回っているとは、思えません。


つまりは、マインドマップ関連本は、

いま「売れすじ本」として上げ潮にあるということです。


マーケットがわかっている書店員さんは、

なんとか仕入れて棚に並べておきたい本、こういう沿線の本屋さんでも、売れると踏んでいる本になっているということでしょう。


『A6ノートで思考を地図化しなさい』も、この上げ潮にしっかり乗れる本です。


アマゾンで予約販売が始まりましたが、本の売上げは、
なんと言っても、リアル書店で決まります。


明日からエンジンも、主だった本屋さんを、

足を使って訪ねるつもりです。


「ネットとリアルの融合」とか、ハイブリッド・マーケティングとかも
こういう泥臭いところ抜きには、実現しないです。


飛びますが、人工知能を動かすための、


知識ベース(自然言語辞書)の構築だって、手入力から始まります。


そもそも、その知能の「教師データ」を提供するのは、

生身の人間です。


あたりまえのことなんですが、最近は、

インプット(茂木健一郎さんの言葉を借りれば「感覚系学習」)

ばかり増えすぎる時代になってしまったようで、


あたりまえのことが、見えにくくなっているようです。