小林一郎と歩く「ガード下」と「横丁」 -17ページ目

小林一郎と歩く「ガード下」と「横丁」

「ガード下学会」「横丁・小径学会」活動の報告および、予定などをお知らせします。

明日、11月14日、雨のようですが、予定通り 第21回「横丁・小径学会」荷風からはじめる横丁と路地 荷風と今和次郎の〝銀ブラ〟遊歩 を行います。
いつもながら、一週間前から東京への特急切符を購入して東京に出てきてくれる方々がいらっしゃいますので、雨天結構いたします。(降らないことを期待しま~す!)
ナビゲーター:小林一郎
開 催 日:2015年11月14日(土)
集合場所:東京メトロ日比谷線「築地駅」出口1改札前
内容:荷風の新富町、築地、木挽町の家
   +奥野ビル(旧銀座アパートメント、鈴木ビル)、ルパン、銀座の路
   地、カフェーパウリスタetc.
*銀座1~8丁目まで「路傍採集」実施予定(雨天の場合は考えます)。

*参加費無料。一緒に遊歩しましょう。

夢が叶った! 芸者遊びは楽しい~!

学生の頃、夢が二つありました。一つは物書きになること。文藝評論ないし社会批評ができれば、と思っていました。これは「小説を書きたい!」という友人とともに、自分なりに努力してみましたが、友人は「小説を書き出したら、それがなんとも稚拙で、自分には才能がない、お前が頑張れ!」と脱落。小生もほぼ同様で、次善の夢として編集者になることをめざしました。これは、どうにか実現しましたが、諦めないのが友人。自分が脱落した分、小生に託し、「お前なら書ける、夢を捨てるな!」と言い続けて、癌で亡くなっていきました。その後、曲がりなりにも著書をだせるようになり、最近では、結構、書きたいことを書かせていただけるようになりました。学生時代の〈夢〉は、少しずつカタチを変えながら実現してきているのかも知れません。
でも、小生にはもう一つ夢がありました。これは、今、神戸に行ってしまっている友人と語っていたことで「将来、芸者をあげて、どんちゃん騒ぎをしたいよな~。そん身分になりたいよな~。なろうぜ!」こんなことを話していました。当の本人は覚えていないかも知れませんが、わが家では「お父さん、芸者遊びをできるようになれなかったね~!」と慰められてるのか、からかわれているのか、そんな人生の日々を送ってきましたが、それがひょんなことから、先週、「料亭で酒と芸者付き」という趣向に参加してくれないか、という依頼が舞い込んできました~! これは谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』をなぞった企画で、谷崎は西洋の〝明〟に対して、日本を〝暗〟と捉え、その暗の中での光と影の美、仄明かりのなかでの金屏風、芸妓の白い化粧の美しさを訴えました。それを実際にやってみよう、という試みでした。
場所は浅草観音裏の料亭。通常の料亭での料理三昧と芸者衆の踊り、三味線、そしてお座敷遊び――。それを、途中から明かりを消して、百目蝋燭のなかで楽しもう、という趣向でした。やはり、芸者衆の白塗りの化粧は闇の中、ほのかの蝋燭の明かりの中で、より美しく映えさせる趣向、ということが判りました。
と同時に、お座敷遊びがなんとも楽しいこと~! 芸者遊びはお忍びでするもの。というのは、みんなが一生懸命稼いだ金で社長が芸者遊びで使ってしまう、なんてなことが明るみに出てしまうとなんとも気まずくなるので、まず、どなたも芸者遊びをしている、なんてなことは言いませんね。ということで、実際料亭の部屋の中でどんなことがなされているのかわかりませんでしたが、とにかく、芸者さんはプロ、キチッとした日本舞踊の芸を見せるだけでなく、お客さんをあきさせません。JAZZ喫茶やパチンコ屋に一人で行くのと同じで、お金さえあれば一人遊びができ、普段の鬱積したストレスも取り払ってリフレッシュ、やみつきになってしまうこと請け合いという趣向でした。ただし、小生、今回はマスコミを対象にして東京都の助成金を得たファム・ツアーだったため、無料で楽しめましたが、実際に始動する際にはお一人4万円ほどになるそうです(ただし、その前に一般の方々にもモニターツアーが半額で企画されているようです。ご興味のある方は、「伝統美ナイトツアー」で検索してみてください。東京都の報道発表資料等が掲載されているようです)。小遣いに余裕さえあれば、また行けるんだけどな~!






国立情報学研究所の「CiNii」(サイニィ)に『金持ちは崖っぷちに住む』がデータベース化され掲載されました!
CiNiiは論文等、学術情報を検索できるデータベース・サービスで、論文情報ナビゲータです。


今日(10月5日発行)の「足立朝日」で『金持ちは崖っぷちに住む』(小林一郎著、祥伝社新書)が紹介されました。プレゼントもあるようです。ご興味のある方、足立朝日のプレゼント係まで申し込んでみてくださ~い!





昨日、日経新聞に『金持ちは崖っぷちに住む』(祥伝社新書)の広告が掲載されました。
広告では、「高い場所が愛される本当の理由とは? 地形から考える、新しい都市論、格差論」とあります。ご興味のありそうな方への拡散、よろしくお願いいたしま~す! 「へぇ~、そうだったの」という内容満載ですよ~!






来週発売の新書の表紙が上がってきました。
ボクとしてはちょっと大人しい~?



昨日のブログの件、同じ企画の本が同時に発売されてしまったわけではなく、あくまで本はボクのものだけでした。ただ、本もまだできていず、版元のニュースリリースもまだ用意されていない段階で一般の方がどうやっ本の紹介がでてきたのか不思議でした。
まあ、ボクも見ていない正規のリリース前のものがどういう理由かは別にして外部に出て、それを元に本の紹介を書いてくれた方がいたんでしょう。
お騒がせいたしました!

92日発売予定の『金持ちは崖っぷちに住む』(小林一郎著 祥伝社新書)の予約受付がはじまりだしました。現状、amazonは予約販売がはじまり、紀伊國屋のオンラインショップなどはまだのようです。書店での発売は92日からです。ご興味のある方、ぜひ一読を!

次回の「横丁・小径学会」の遊歩開催日を決めました


来月の遊歩は、

金持ちは崖っぷちに住む出版記念!
第20回「横丁・小径学会」荷風からはじめる横丁と路地 〝偏奇館遊歩
ナビゲーター:小林一郎
開 催 日:2015年9月12日(土)
集合場所:東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」中央改札口前
集合時間:午後2時
内容:①偏奇館跡②山形ホテル跡etc.

で、六本木周辺を遊歩する予定です。となると、遊歩後の一献はどこで傾けたらいいんだろうー。う~ん、考え込んじゃっています~。