短歌ブーム? | 小林一郎と歩く「ガード下」と「横丁」

小林一郎と歩く「ガード下」と「横丁」

「ガード下学会」「横丁・小径学会」活動の報告および、予定などをお知らせします。

昨日(3/25 東京新聞 夕刊)で岸上大作を扱った評論が掲載されていました。内容は部数の少ない希少な寺山修司の第一歌集『空には本』を岸上が買い求めていたというもの。短歌ブームと言うことだろうが、
なら、
寺山の「意思表示せまり 声なきこえを背にただ掌の中にマッチ擦るのみ」からはじめるにしても、
小生なら、
「みな貧しく一途に激し ゆきしかな岸上大作 樺美智子よ」(福島泰樹)
「投光器に石を投げよと叫ぶ声 探り光は定まりて来る」(清原)
と意識が広がる。
ちなみに、小生の座右の銘は、
力及ばずして倒(イにト)れることを辞さないが
力を尽くさずして挫けることを拒否する
もはや、本郷の大講堂内のこの文字は消され、誰も覚えちゃいないだろうけど。