全財産喪失! | 小林一郎と歩く「ガード下」と「横丁」

小林一郎と歩く「ガード下」と「横丁」

「ガード下学会」「横丁・小径学会」活動の報告および、予定などをお知らせします。

先週末の金曜日、仕事を早じまいして、電車に乗って帰ろうと、丸ノ内線で本郷三丁目から淡路町へ。新御茶ノ水から千代田線に乗って、車内を数歩歩いて、リュックを網棚に乗せ、スマホを検索。ふと、意味もなく目の前の網棚に目を向けると、そこにさっき乗せたリュックが消えていました。えッ! 目の前の荷物が消えた! まわりを見ても小生のリュックはありゃしない! えーッ! どこに行った? 気付いたのは西日暮里駅に着いた電車のなか。午後8時半。新御茶ノ水から数えてたった4駅です。この間に消えた? それとも、丸ノ内線に忘れてきた? とにかくあたりを見廻してもリュックがないので、西日暮里の駅事務所へ。それから、〈そもそも、事務所をでるときにリュックを背負ってこなかったのかも〉と本郷の事務所に帰って確認。それでもないので、新御茶ノ水の駅で届け出がなかったか確認。ふたたび、西日暮里の駅で東京メトロ館内の忘れ物を探してもらい、JRの常磐線にも電話をかけて確認。――、とさまざまな機関を巻き込んで、忘れ物を探してもらうもののリュックは出てきませんでした。
今回、リュックに入っていたものは、現金、通帳、キャッシュカード、クレジットカード、実印(いずれも、会社と個人のもの)と保険証など。ボクがボクであることを証明するもの、さらにボクのすべての財産と、家財道具(ステーショナリー)を失ってしまいました。
今の日本では、「忘れたものは帰ってくるかもしれない。でも、盗まれたものは帰ってこない」というのが今回の教訓でした。同じ線の快速電車内では盗難事件が頻繁におこっているようですが、各停電車内でもあったってことのようです。
目からの数センチの距離でスマホに集中していたボクがいけないんですが、
J.P.サルトルのように全財産を持ち歩いていたと言うことと同時に、全財産を持ち歩くという孤独な老人だったんだ、というのに改めて気付かされました。