突然、見知らぬところから「文庫本化しませんか」なんて
この春、「突然、見知らぬところから印税が振り込まれてくる」というのが仲間内で話題になりましたが、これは、大学の入試問題に著作が使われた際、この使用については、事前に連絡できないため、5月だったか6月だったか、いきなり印税が振り込まれてくる、という話で、落ちとしては「このとき、作者はどのように考えましたか」という問題に答えてみたら、本人が間違っちゃった、という話でした。
この秋、ボクの周囲であったのが、いきなり出版社から「文庫本にしませんか」という電話が入る、という話です。親しい出版社の経営者の話では、つい最近出した単行本が他社から文庫化されてしまう、とう話。海外で賞も取って、さあ、売るぞ~と意気込んでいたら、いきなり、廉価の文庫本を出すだなんて、といのが友人の弁でしたが、この話を土曜日の読書会で話したところ、「う~ん、ボクの所にも来ましたよ」とのこと。何が文庫本になるのかと聞いたら、「40年前の~」とのこと。そこで、ひとしきり、話が弾みましたが、そこに、「なになに?」と話に加わったメンバーに「○○さんの本は、すでに文庫本化されてるから恩恵はこうむらないですよ」と話したところ、「いや、ボクの○○、○○書店から新書で出したいって言ってきたので許可して、今すすめているところですよ」とのこと。いや~、世の中動いている。ボクの所にもいつか来ないかな~、と突然見知らぬところから印税が振り込まれてきたり、文庫本の話が舞い込んでくる電話を待っているんですが、来ないな~。