わが家の花は枯れない! | 小林一郎と歩く「ガード下」と「横丁」

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「ガード下学会」「横丁・小径学会」活動の報告および、予定などをお知らせします。

わが家の花は枯れない!
何週間前でしたか、カミさんがどこかで引き出物のようなものをもらってきました。きっと幼稚園での引き出物の残りだと思うんですが、なにぶん、普段からあまり熱心に話を聞いていないので、その出所が、娘がどこかからもらってきたものなのか、カミさんがもらってきたものなのか、はたまた、どこからもらってきたのは定かではないんですが、細長いケースの中にバームクーヘンが入っていました。で、そのケースには、白いカラーが添えられていました。まあ、なんというか、食べ物だけでなく、花を添えるなんぞ、繊細な心配りが感じられます。ということで、カミさんはさっさと蓋をあけて、バームクーヘンをパクパク。まあ、ご自分で獲得してきた獲物なので、どうぞご存分のお食べいただいていました。一方、小生はカラーがなんとも気になりまして、掲げてみたり、透かしてみたり。う~ん、今の時期にカラー? まあ、なんとも時代の力というか欲しい時期に欲しいものがつくれる、という時代なんですね。
で、花びら、触ると見た目の柔らかい質感そのもの。しっとり感まで伝わってきます。とはいえ、茎の下の方。これはなんとも贋作の世界。ちょっと、違うんじゃない。どこをどう見ても偽物とはいいけれないけれど、本物、と言い切る自信はありません。
と、カミさん、普段は花を生ける(一応、卒塔婆じゃなくて、生け花の看板はもっています)なんざしないのに、コップに水を入れ、カラーを差しました。一輪挿しです。うん~?
それから、一週間。ちょっと、朽ちてきた? 
また、もう一週間。花びらの縁がチョット茶色っぽくなってきました。花は枯れるまで飾っておいたらかわいそう。美しい時期だけ見てあげる、というのが小生のポリシーなのですが、まだまだ、しっかりと見られます。
そして、……。一昨日、ついに、「大様の耳はロバの耳?」じゃないですが、「これって、本当に生花かい?」と勇気を出して異を唱えてしましました。
もう、ここまで来ると、引くに引けず、「やっぱりおかしいよ~」。
花は本物でしょう、という反論にも季節が違う、ということから説得をし始め、最後には茎を見せて、ほらね、と同意を求めると、納得したようで、すかさず(? それほど動きがいいわけじゃありませんが)台所へ。
う~ん、長かったな~、不審のカラー!


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