オシッコ・アパートが残ってたぞ!
40年ぶりに新宿区の中央図書館に行きました。高田馬場駅を降りて、さかえ通りを真っ直ぐ。実は西武線の下落合駅の方が近いんでしょうが、冒険をせず昔通った道順で行きました。思い返せば、東京都の中央図書館(広尾)、駒場の近代文学館とともに新宿中央図書館にもよく通っていました。ただ、当時も今も新宿区の中央図書館はごくごく一般の町の図書館。なぜ、通ったのか理由を思い出そうとしましたが、まったく思い出せませんでした。
とにかく、めざす資料を閉架から出していただき、資料に目を通し、コピーを取るとともに書籍への掲載許可をとって帰路へ。でも、せっかくの40年ぶり(15年前までは毎月高田馬場に出張校正に行っていましたので、高田馬場自体はそれほどご無沙汰ではありません)。
そこで、神田川沿いで暮らしていた友人のことを思い出し、そのアパートへ。橋の袂にあって、「スッごく安かったんだよ!」というのが友人の弁でした。
部屋は4畳半一間で、台所というか流し(シンク)が付いていましたが、この友人、ボクがオシッコに行きたいというと、「その流しでして!」という。そうじゃなくて、トイレはないのかと問いただすと、ないという。トイレがないアパートか! でも、その流し台は風呂兼用のスペースだった筈。しかも、オシッコをしようとしてもなんともその位置が高い。妻先立ちしてみても、なんとも……。「まったく、しょうがねーな。じゃ、窓開けて、川に向かってやれよ」。エーッ、こんどは窓からかよ、といいながらもこちらからは楽々。まあ、実際ほとんどの奴が窓から用を足していて、流しでやってたのは、そこの借り主である友人ぐらいだった(もうよく覚えてないけど、逝っちまった友だちはちゃんと流しでしてたかも)
ところが、実はこのアパート、友人の部屋を出たすぐ右手に共同トイレがありました。なんで、教えてくれないんだと問いつめたこともあったと思いますが、実はこのアパート家賃が安かったんですが、豪雨になると神田川の川が溢れてアパートの中も水浸し。ということで、部屋のドアを開けずに、出入りも神田川の擁壁沿いから部屋に入って、なんてことをしていた、といのが後日談です。
誰も行ったことのない、目の前にあった風呂屋は、健在! というか、ゲタ履きのマンションになっていました。
まあ、アパートが残っていて何よりでした!
そういえば、夜中、塀をよじ登ってわが家の2階に侵入して寝ていた友人たちもいました。いつか機会がありましたら、思い出して書いてみます。
