縁側から鯉に餌をあげたりしながら、静かな宿で夏の終わりの3日間をのんびりと過ごした。
いつもならもちろん、休暇はパソコン持たずの丸腰なのだが、今回はワケあってモバイルパソコン持参。当然のことだけれど、仕事が追っかけてきた。
まあ、それでも適当にかわしながらゆったりこなせる旅の空。
メールを読み、露天風呂に浸かって蝉の声と竹の葉の擦れる音を聞きながら作戦を練り、部屋に戻って返事を返す。これを日に三度、四度とのんびりと繰り返す贅沢。
鮎友釣り発祥の川、狩野川の支流・大見川の天然鮎や駿河湾、相模湾から揚がる季節の魚介、地の新鮮な野菜が確かな腕で調理され、茶道作法の仲居さんの摺り足の音とともにタイミング良く供される。
そんな料理を、浴衣姿であぐらをかいて。
仲居さんには、「板長に申し訳ないので、内緒にしてね♪」などと言いつつ、酒を飲まないボクは、家から持参したお気に入りのアイスコーヒー を注いだグラスを脇に置き、鮎のワタにはコーヒーの苦みが思いのほか合うなぁ、などと行儀知らず、気ままに食す。
山間で映りの悪いテレビは消して、パソコンに入れてきた湘南の風“カラス"とかサザンの“BOHBO No.5"を聴きながら。
昨今流行のスノッブ気取りのオトナの雑誌には紹介されない、本当に自由気ままな、オリジナルのオトナの休日。完全に、ボク自身のためのオリジナルプラン。誰も真似できない、誰も真似したくない(^^
不思議なことに、この三日間、新しいアイディアはまったく浮かんでこなかった。
普段なら、あっという間にメモで埋まるメモ用ノートは、わざわざ新しいものを用意したのに、結局一行も書き込まず。
しかし今日から出社して、プロジェクトの問題点やポイントが先週よりはっきり見えていることに気がつく。ミーティングをしていて、自分でも驚くくらい整理ができている。
なるほど。
休みをとるって、こういうことか…。