歓喜!ベートーヴェンを楽しもう/小学館DVDブック | デジタル編集者は今日も夜更かし。

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クラシックは、柄じゃない。嫌いではないが、少なくともクラシックマニアは苦手なのだ。

BENNY Kだとか、一青窈だとか、CKBDとか、脈絡も節操もなくnetwork_Walkmanに放り込んで聴きながら、舞い落ちる枯れ葉のようにふらふらと次の曲漁りをしているボクには、200年も前のごくわずかな期間に登場したごく限られた才能に、21世紀になる今もず~っとしがみついている理由が分からないのだ。
確かに、たかだか半年で忘れ去られていくようなペラペラな歌謡曲と比べるつもりもない。でもね、「アリガ十々」を聴いて涙し、“朝まで生つるべ”でウルウルしながら夜明けまで歌い続ける方が、心の底から楽しいんだよね。これって、教養の問題?

でもね、この本のなかにも、寝ないようにするには、とか、眠くならないために、とか、寝てしまっても…とか、少なくとも4カ所に「クラシックは眠くなる」前提の解説があるのだ。普通、コンサートで眠くなるってことは考えられないと思うんだけど…。
それはそうとして、
小澤征爾指揮/サイトウ・キネン・オーケストラの第九(2002)から第四楽章の演奏風景をDVDとしてつけ、日本人の風物詩となった年末に向けて“歓喜の歌”をより楽しむ、ことを目的にした本。
DVDをかけながら本を読もうと思ったのだけれど、じつはそうはいかなかった。
もともと知っている第四楽章だから、聴きやすいのかも知れないけど、映像でオーケストラを見ているのが思いの外楽しかった。音も良かったし、映像も迫力あったし。

たとえばサイトウ・キネンにも、合唱の東京オペラシンガーズにも、けっこう可愛い人が見つかるんだな。この人たちの日常生活って、どんな何だろうって想像してみたりして。
それから衣装なんだけど、女性のドレスが色はみな黒ということだけで見事にバラバラだったり、男性のタキシードは遠目には同じなのに、ヘチマ襟タイプ、剣襟タイプ、刺繍がゴテゴテの襟だったりじつは個性豊かなことに気が付いて、ちょっと面白かった。

さらにさらに、なんと小澤征爾が、あの畑正憲にそっくりだと言うことを発見!
指揮を終えて満足そうな彼は、舌でペロペロと唇をなめるんだよね。重労働なんだろうな、と思っていたら、その顔が誰かに似てる。そうだ!動物を舐めまくるあの畑さんにそっくりなんだ。一見の価値有り。ぜひぜひ、購入して確認してみてください(^.^)。

というわけで、第九や、クラシックに興味を持ち始めた人や、年末、第九見るぞ!行くぞ!歌うぞ!という人にはお勧めです。ふりがな付き歌詞&訳詞もあるしね。DVDでは、訳詞の字幕表示も可能です。

ちょっと残念だったのは、結局、無教養のボクはサイトウ・キネンの「キネン」が、記念なのか、祈念なのか、はたまたMr.Kinenなのか、という昔年の疑問に、ここでもまた解答が得られなかったこと、かな。
どなたか、正解ご存じですか?



DVDブック 歓喜!ベートーヴェンを楽しもう/小学館DVDブック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094802215/ideabowl-22
*11/30の発売であるが、訳あって発売日前に手に入ったのだった。