文章力アップの革命塾! 上手な自己主張でチャンスを生かせ! -238ページ目
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机上で考えるのではなくまずは外へ飛び出そう!

実はこのような人が多いんです。ナンの資料もなく、
「さあ、書くぞ!」
といきなり机に向かう人。


私から伺いたい。「あなたは何を書くの?」って。

ご参考までにお話しておきます。大作家の先生だって
そりゃもう、莫大な資料のなかに埋もれながら原稿を書いているのです。

例えば、トラベルミステリーの第一人者、西村京太郎さん。
列車の通過時刻や他の列車の待ち合わせ時間が、事件の重要なトリックやアリバイ工作に繋がることが多いですね。そのあたりにリアリティがあって人気が出た作家さんでもあります。

これって、時刻表で調べればわかると思いますが、細かい芸もあるのですよ。
すれ違う列車によって犯人が見えなかったり、
寝台車の車掌の回ってくる時間差で犯行がおこなわれたり。

つまり、ご自身で行かれたり、ブレーンの方(お弟子さん、アルバイト)が
敢えて出かけて調べてくるのです。そのくらいやらないとリアリティ感はでませんから。

ほかにも、ブレーンを付ける先生は多いですよ。
特にトリックものや専門分野のもの(最近では納棺師)は必要ですね。


文学だけではなく、音楽の作詞の世界でもあります。
たとえばユーミン
彼女の回りには若い学生サンが多いです。

私の青春時代のヒトコマ、「山手のドルフィン」って歌、知ってますか。
これは横浜の山手にあるドルフィンというレストランをテーマにした歌。
♪ソーダ水の中を貨物船が通る・・・なんて、その店に行かないと
わかりませんね。

話は長くなってしまいましたが、文章をどれだけいきいきとさせるかどうかは、
あなたの取材力にかかっているんです。これは実用書だけでなく
小説の世界でも大切なこと。

どれだけ、シーンの描写を忠実に
書いてあるかで、話のリアリティがグングンましてくるのです。

だから、なんの資料もなく、「さあ、書くぞ!」と机に向かう人は、
その段階から薄っぺらい内容のものしか
書けないことを断言しておきます。

文章教室で「失敗した!」と嘆く人たち! まだあきらめないで!

みなさん、連休はどのようにお過ごしですか
今回からスタートする現役エディターのブログをご覧頂き、ありがとうございますチョキ

さて、世の中には多くの文章教室(カルチャースクールもそうですね)があります。

私は自費出版のアドバイザーをやっている関係上、多くの
ひよこライターさんらのグチを聞くことが多いんですよ。

どんなことで文句をいってるのでしょうか。
「テニオハや文節の構成など、まるで中学生の授業のようで当たり前すぎます。最後のほうは添削をしてくれたのですが、これだったら高いお金を払ってまで来る必要はなかった」なんてお話をよく聞きます。

けれども基本の文法は大切ですね。基本ですから。
野球のピッチャーだって、手や足の使い方を知らないと上手に遠くへ投げられませんね。
私のブログ講座は、みなさんがある程度、文章の使い方をわかっているという前提でスタートします。


たとえば、山登りに例えましょう。
2.3合目まで登るにはある程度の基本(足腰の持久力)をマスターしていないと始まりませんし、4~5合目は文章の使いこなしを身につけ、6合目~頂上へたどり着くためには上手に書くための修飾テクニック、いわば構成方法が重要になってきます。ですからこのブログでは4合目~頂上へ登り詰めるためには何をしたらいいのかをレクチャーする予定です。

 しかし、疲れ果てて5合目で挫折してしまう方もいるでしょう。このレベルは「なんとなく伝わった。特に感動はないけど、言いたいことはわかった」といったあたりでしょうか。もし、頂上近くまでただどり付けたら、きっと人々を感動させるような文章を書けるようになっていたかもしれません。
あともう一歩。

 このブログ講座では、その「なんとなく」で終わらせるのではなく、人を納得、いや感動させるための文章まで昇華させるテクニックを惜しみなく放出していきます。ご期待のほど!

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