以前一度北欧プログレの特集をしているのですが、あれからまた何年か経ち、あのときベストだと思って選んだ曲以外に新しいアルバムや、意外といいなと思うアルバムの曲も増えてきました。というわけで、安直にもまた北欧プログレの曲を選曲してみました。ってか、TFKのアルバムだけだって長い曲も多いので、十分2時間の特集組めそうな感じもしますよね。自分の選曲だと、どうしてもシンフォ系アルバムが多くなる気もします。
北欧プログレ
● 曲名 バンド/アーティスト 年 国名
1 198X (Heaven Hill) Moon Safari 2023 スウェーデン
まだかまだかと待たされて、「ヒムラバッケンVol.1」から10年ぶりのムーン・サファリの新作が23年12月初めにリリースされ、来日も決定。得意とするハーモニー、コーラスは変わりませんね。
2 Look at You Now The Flower Kings 2023 スウェーデン
The Flower Kingsの23年新作「Look at You Now」からタイトルトラックです。全体で13曲構成のボリュームですが、この曲は10分を超えるシンフォニックな曲。ジャケはジョーイ・テシエさんによるものだそう。
3 Motions of Desire Magic Pie 2005 ノルウェー
05年にリリースされたノルウェーのマジック・パイのデビューアルバム「Motions of Desire」よりタイトルトラック。このバンド、TFKにも似たとこあるなぁ、と思うのは私だけ?TFKのFlower Powerには、Magic Pieというタイトルの曲もあるんで、参考に聴いてみてくださいねw リマスター版のほうで。
4 Dance Tasavallan Presidentti 1972 フィンランド
ここから70年代になりますが、フィンランドのJukka Tolonenが在籍したことのあるタサヴァラン・プレジデンティの3作目「Lambertland」より、Danceという曲。Jukka Tolonenは、カケレコさんによるとジャズや民族音楽、ギターのテクニックらすべてを網羅した「ミスター北欧ロック・ギタリスト」とも呼べる存在だそうです。
5 Pajamamafia Secret Oyster 1974 デンマーク
前回、デンマークのバンドの曲を選ばなかったなぁと思って、なぜか私が買ってもっているこのバンドの2nd「Sea Son」から。音はジャズロック寄りかな。
ーライブ映像があったので、こちらもどうぞ☆
6 Långt ner i ett kaninhål Samla Mammas Manna 1974 スウェーデン
サムラ・ママス・マンナの3作目「Klossa Knapitatet(邦題『資本主義をぶっ壊せ! ~踊る鳥人間~ 』)」より。4曲目で、邦題は「兎穴に入らずんば」となっています( ´∀` ) ウサギ穴に入ると、っていうのはアリスのウサギ穴を想起させますw
7 Sju Hungriga Ar Kornet 1975 スウェーデン
スウェーデンのジャズロック系バンド、Kornetのデビューアルバムで、Kornetというセイムタイトルです。曲名はSju Hungriga Ar。3枚アナログ盤を出しているようです。
8 Umpeen kasvoivat polut · Jupu Group 2022 フィンランド
このバンドは、Jupu(ユプ)さんというヴァイオリン奏者が70年代に別のバンドで1枚アルバムを出して解散後、22年に女性ヴォーカルや、若いメンバーを加えてJupu Groupとして結成し、アルバムを出した、というバンドです。信じられないですね。
9 Anomia Panzerpappa 2012 ノルウェー
1990年代から現在も活動しているノルウェー、オスロに拠点を置くバンドで、パンザーパッパと読むそうです。12年の「Astromalist」より。少しアヴァン系?
10 [Come on Baby Do the] Balkan Boogie Farmers Market 1997 ノルウェー
Farners Marketの2NDアルバム、「MUSIKK FRA HYBRIDENE」より。北欧にはサムラとか
ファーマーズ・マーケットのようなテクニカルでありつつジャンルを超えたとんでもないバンドが存在しますね🌟 このバンド、ジャズフェスで来日したこともあるそう。
11 Roulette Beardfish 2007 スウェーデン
2007年、InsideOutMusicからリリースされたビアードフィッシュの「Sleeping In Traffic: Pt. 1」からです。2001年から2016年まで活動し、このアルバムは3枚目となりますが、16年に活動停止、解散状態でしたが、23年に再結成したらしいです(詳細は未定)。中心はBig Big Trainのメンバーにもなっているリカルド・シェブロムで、彼自身のソロも数枚出ています。
12 All Love Brighteye Brison 2006 スウェーデン
Brighteye Brisonは、スウェーデン、ストックホルムで2000年に結成、現在も活動中のバンドで、これは2作目で、シンフォ系ですね。
13 Under Linden Lumsk 2023 ノルウェー
このバンドは昨年07年以来の4作目「Fremmede Toner」を出したことで知りました。以前のアルバムはメタル色が強かったようで、フォークメタルと言われていたようですが、このアルバムではメタリックさは後退した感じです。ノルウェー語のヴォーカルでフォークロックっぽく感じました。
14 Et sted under himmelhvelvet · Lars Fredrik Frøislie 2023 ノルウェー
ノルウェーのバンド、ウォブラーの鍵盤奏者、ラース・フレドリック・フロイスリーによるソロ作で、タイトルは「Fire Fortellinger」。ヴィンテージなオルガンを使って70年代回帰的な音作りをしてます。ウォブラーのアルバムもいいですね
15 Trækker Vejret Langsomt Danefae 2022 デンマーク
ダナフェ?って読むんでしょかね。新しいバンドで、2019年結成、アルバムも「Tro」(英語でBelieve)というデビューアルバムを22年に出したばかりです。4人編成ですが、今後どうなるか楽しみ。少しコケティッシュな女性ヴォーカルも注目の一つ。
16 Whistling for the Wind 35 Tapes 2023 ノルウェー
2023年に「Fabric of Time」というタイトルの3RDアルバムを出したノルウェー、オスロで18年に結成されたバンド。70年代のプログレとポストロック的な面がミックスしたような雰囲気があります。メロトロンやヴィンテージアナログシンセも使っています。他のアルバムもおもしろいです。
17 Celestial Fields A Secret River 2024 スウェーデン
今年1月に「Mirror Universe」というタイトルのデビューアルバムを出したスウェーデンのバンドで、10年前にEPが出ているようですが、4人体制となってからは初アルバムのようです。新しいバンドなので、今後期待。
18 The girl without a past A.C.T . 2023 スウェーデン
23年リリースのEP「Falling」より。95年に結成され、現在も活動中。フルスタジオアルバムは5枚出てます。以前から聴いてますが、いいバンドです🌟
19 War To End All Wars Overhead 2023 フィンランド
99年にフィンランド、ヘルシンキで結成されたオーヴァーヘッドの23年、 2CDの形でリリースされた大作より。ヘヴィなシンフォ系バンド。「Telepathic Minds」というタイトルで、
DISC1には44分55秒、DISC2には44分10秒の曲がおさめられてます。DISC1最初の曲です。
●Overheadの曲は、最初にオフィシャルヴィデオとしてアップされた5分少しのものを選んでいましたが、実際には8分超えます。
今日はイースター。ハッピィー・イースター(。・∀・)ノ
前回、北欧プログレを選曲したときは好きな曲(アングラガルド、アネクドテン、ガスパチョなど)を選んだのだけど、今回は知らなかった曲とか、北欧の母国語で歌っている民族音楽色のあるバンドの曲を入れてみました。ジャケで全部アルバムわかってしまう人、すごいです(‾◡◝)
ちなみに前回選曲した北欧プログレは↓です
(補足)
今回のセットリストです。北欧はメタルバンドも多いんだけど、自分が選ぶとなかなか入らないです(;´・ω・)。2回目ということで、サムラとフラキン以外は別のバンドの曲を選びました。
もっと他のバンドも聴いてみたいですね♪
この次にはウォルシュさんの「架空バンドの妄想ライブ」という特集が予定されています。5月12日21時からメディアプレーヤーで聴けますので、ぜひ耳を傾けてくださいね。配信の前日か当日に告知があると思います。配信は、メディアプレーヤーで不具合さえなければよい音で聴けます。