恵方巻と 人生の四季 | 58才の希望と野望

58才の希望と野望

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家族が 彼がほしい(彼はできた、51歳で入籍しました)
仕事がほしい(49歳で正社員になった!53歳首)
英語が話せるようになりたい!
人生あきらめません!

今日は節分 2月3日である。

 

恵方巻を買ってこようと思いつき、この日に、毎年恒例の人を思いだす。

 

昔、私が20代後半のころ、官庁でアルバイトをしていた。

地方行政を担う役所で、地方の、市役所、県庁からたくさんの方が出向してこられていた。

 

その中に大阪市の人がいて、

「大阪では、節分に、今年の縁起のいい方位にむいて太巻きをたべるんです。(できる方は脳内で大阪弁にしてください)」

「家では一家全員で、市役所でも、みんなで縁起のいいほうに向いて、太巻きを食べるんです、でもその間、一言も話さずたべきらないといけないんです」(できる方は脳内大阪弁に)

 

まだ20代の私は、役所の職員が同じ方向を向いて、一斉に太巻きを食べる、

しかも真剣に黙って食べきろうと悪戦苦闘する様がうかび、かなりおかしく、記憶にのこった。

 

当時はまだ太巻きの習慣は、東京では知られていなかった。

 

役所(霞が関)には、キャリアという、出世頭の職員が一部署に、二人、上司と下がいる。(今はしらんけど)

その下、当時の私には年が近いキャリアに、その話をしたら、

「それ、かつがれたんですよ」とバッサリ。

 

なので、コンビニで太巻きが始まった時、やっぱり担がれたのでなく、ほんとだったんだとうれしくなり、

今では関東でも恒例行事となり、もう彼は、アルバイトの私など覚えてないだろうが、

この頃になるとひそかに、勝利宣言をしてしまう。

 

ふと思いついて、彼の名前を検索してみた。

ちなみに、お付き合いをしていたとか、そんなのはまったくない。

単に同じフロアにいた人である。

私にとり、東大法学部卒の人という、お会いすることのなかった当時はめずらしい人ではあった。

 

で検索してみたら、やはり役所の人、大企業でもある一定のクラスの人は、

ヒットするものである。

政令指定都市のお偉いさん(なんと関西、恵方巻きの聖地に)になり、そこをへて、財団に天下ったようである。

まだ、50代のはじめかと思うので、

そこまで出世はしなかったほうなのかなぁと思う。

(すまん恵方巻きの、うらみではありません)

 

ふともう一人思い出した。

当時友人だった(ここでは仮にA子)と結婚した、同じ役所に勤めていたキャリアで、

一時期私も同じ部署(アルバイト風情だが)にいて、人としては知っている彼を検索してみた。

 

(当時はLINEもなく、メールや、手紙しかなく、私も彼女も不精で、転勤も多いので、

連絡は途絶えた。)

 

やはりヒットした。なかなか出世し、地方の副知事を務めた後、今は本省に戻っている。

戻れたということはなんとか生き延びているということか。

友よ、よかったね。

 

で、彼を調べているうち、SNSをやっていることが分かった。

はじめて人のSNSを調査してみた。

友人の写真がちらと、のってないかと思って。

 

で、これが男だが、かなりしっかりSNSをやっている。

主に風景ではあるが、文章も時々のっている。

 

「あれ、こんな、はでな男だったん?」

私の知ってる彼は、わりと寡黙まじめな印象だった。

服は思い出してみればなんとなくこだわりがあったようだが。

時々書かれた文章に、けっこうめんどそうな人かも、と今頃気づく。

 

そして、ようやく女性と映った写真があった。

 

友達と違う女性だった。どうもその方と、最近結婚したよう。

ある写真には顔が見えないが、娘が写った写真がある。

娘が産まれたのはしっていた。

しかし、友の気配は、まったくない、それどころかある一枚をみると、

ひょっとしたら、離婚したんだろうか、という雰囲気もある。

 

私が知ってる彼は、もうれつに仕事をしていた。

私の友人はそんな彼を支え、そして結婚した。

ざっと見させてもらっていると、彼は50をすぎてかなり第二の人生を謳歌しているようである。

服にこだわり、旅行をし、仕事、新しい妻。

 

ふと、私は、人生は、やはり四季があるものだなと思った。

 

産まれて、20歳まで、彼はこの時日本のトップ大にはいった。

季節なら初春である。

私は、Fランク大にはいり、もやもやしてた。

 

20代から十年は、やはり人生では華やかだ。

まさに春爛漫。

とくに彼の場合。

そして私は、モラトリアムでうろうろしていた。

 

30~40代、夏だろうか。

彼には子供が生まれ、妻である友人A子と転勤をくりかえし、多分どこかで二人は別れた。

私は独身のまま、仕事と、親の問題に向きあい、父を亡くし、叔父おばが亡くなった。

 

そして、50代~60代、

夏も過ぎ、おちつきの秋。

葉が色づき始める。(ある意味、死への準備をはじめる前の色づき、色の変化)

 

彼はそれなりに出世し、(でも役所では、ほどよく出世かと思う)、

役所はなんとなくこのあたりで、自分の出世の限界が見えてくるのかと思う。

多分、頭のいい彼には道がみえたのか、

子供、妻、新しい妻、人生の後ろ道をふと振り返り、少し仕事以外を謳歌しようと思ったのか。

私の知らない女性と、幸せそうである。

 

それにしても、私の友人だった、A子は、彼女はどうしているのか。

私世代は、一度縁がきれてしまうと、とくに女性は、まったくつかめなくなる。

 

きっとA子は、ここまでの四季を、途中までは旦那さんと娘と、

そして今は、ひょっとすると新しいパートナーと、

多趣味な彼女のことだから、今も明るく忙しくしているのかと、

娘は多分、私達が出会った頃の20代にいる。

 

産まれ、大学など学生時代をへて、職場で働くある意味一番華やかな20代をすぎ、

子育て、仕事の30~40代。

ここで人は、別れたり、仕事の出世のスピードが分かれたり、親の問題、親との別れ、駆け込み婚、

 

そして、私が今いる、50~60代の二十年間。

ここでも、上と同じことが起こる人がいて、

子供を産んでいたら、大体この頃に子供のあれこれがある。

いわゆる巣立ち。

 

生きてきた人生が、ここらでだいたいほぼみんな、何かしら変わる。

友人の旦那の、SNSを見ていたら、彼には確実にそれがあったようだ。

多分、別れ、親との別れ、子供、新しい伴侶、仕事以外を楽しもうとしていること。

 

自分の人生の流れは見えないが、昔のそんな関係のあった人の人生の流れをみると、

今の自分が、時間軸でどこにいるのか見えてくるし、

人生生きてきたんだなと、自分のことでも彼のことでも思った。

 

新しい奥さんと一緒の彼は楽しそうだけど、彼の頭のよさからなのか、派手なことをしても、

なんとなく憂いがある。

(そして、文章をみるとめんどくさそうで(すまん)。今のSNSっていろんな意味ですごいね)

 

もしここに迷い込んだ若い方、毎日は何もないようだけど、振り返ると確実に何かはあり変化し、

道ができている。

若いと、その道は見えない。

そして自分の後ろ道は見えづらい。

でも、確実に歩いた道は、それが雑草だらけに思えても、歩いた道が続いている。

 

今月で私は56歳になる。

50~60代の、4分の1がすでに過ぎた。

結婚し、癌になり、回復し。いいことも悪いことも、なんだがドラマのように思えてきた。

肯定的に受け止められる気持ちになった。

 

私も、彼のように、もう少し人生を積極的に生きようと思えてきた。

なんとなく一日をすごさず、彼のように朝は早く起き、外にでて、

仕事をし、私は有名人になりそこねたが(笑)、普通といわれる無名の人生だが、

それでも、ドラマのような人生を、自分も生きているのかもしれないと思うと、

健康である限り、自分の人生をもうすこし意識して、

彩り、脚色し、楽しもうと思う。

 

今日は節分、確かスピリチャル系の人には、この頃が新年である。

年末年始のバタバタも、すっかりおちついた。

新しい一年と私も思い、心をわきたたせ、冬のピリッとした外に出かけよう。