彼といて…洗濯物を干し終わるのに
すごく時間がかかってしまった。
こんなことするのは、すごく久しぶりだった。
3年ぶりくらい?いや、もっとかも。
その後は和室でのんびり過ごした。
気分転換に散歩か買い物に行こうか聞いてみたけど
彼は乗り気じゃなかった。
近所の人に見られたら…びっくりしちゃうもんね。
しばらくすると、彼は私に体を預けて眠ってしまった。
さっきあんなに激しかったのが嘘のよう。
ずっと見ていたくなるかわいい寝顔
彼が眠っている間に、家事を済ませる。
昨日の洗濯物をたたんで、
掃除機で彼を起こさないように、ワイパーで床掃除。
彼の寝顔を見ながら幸せな時間を過ごしていると
妹から連絡。
「今からそっちに行く。」
彼がここにいること、気づいたんだ。
「待って、彼今寝てるし。」
返信はない。
彼をまだ起こさないであげてほしい。
違う、私が彼との時間を奪われたくないんだ。
お願い!あと30分‼ ううん、10分でいいから!
私の願い空しく、妹は到着した。
妹が到着してすぐ、彼は目を覚ました。
心なしか、彼はほっとしたような表情を浮かべていた。
妹は私を責めることはしなかった。
そして、彼を連れて静かにうちを出て行った。