床屋さんのポールマークは動脈と静脈? | イツモ健康ブログ

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健康管理士コラム

 理髪店トレードマークになっている「サインポール」のデザインは、赤が動脈、青が静脈を表している、とよく言われますが、なぜでしょうか。

 このマークの由来は諸説ありますが、有力なものに中世のヨーロッパで行われていた「瀉血(しゃけつ)」治療の話があります。
 
 当時の理髪師は外科医としての仕事もしていて、病気になると体の悪い部分に悪い血が集まるため、血管を切ってその悪い血を外に出そうという治療がよく行われていました。瀉血の際には、患者に棒を持田褪せて地が受け皿に伝うようにしていたようですが、治療後に幹部に巻く白い包帯が棒に巻きついたことがあり、その様子から、理髪外科医の看板に赤と白のマークが使われるようになったようです。そして、18世紀ごろになると、外科医は赤と白、理髪師は青を加えて、赤と青と白に使い分けられました。
 
 赤が動脈、青が静脈を表すという説は、瀉血治療説とは少し違いますが、理髪師が医師としての仕事もしていたことと関連付けて広まったと考えられています。