心臓は、血液循環の中心を担うポンプ機能の役割を果たしています。
場所はほぼ胸の中央、少し左寄りにあり、俗にいうハート型をしています。
大きさは人の握りこぶしほどで、250~300g(平均的なリンゴ1個分)の重さです。
「右心房」「右心室」「左心房」「左心室」という4つの部屋がありますが
心房と心室の違いはなんでしょうか。
心房は、心室に送る血液を全身あるいは肺から受け取って一時的にためた後、拡張した心室に十分に送り込む役目を担っています。
対して、心室は、肺と全身に血液を送り出す筋肉ポンプの働きを受け持っています。
次に、右心房と右心室の働きについてみていきましょう。
この二つは、全身から送られてきた二酸化炭素を多く含む血液を肺に向けて効率よく届けます。
対する左心房と左心室はどうでしょう。
肺でのガス交換を終え、酸素を豊富に含んだ血液を全身に向けて勢いよく流すために働いています。
このように、4つの部屋がそれぞれの役割を持ち、左右のポンプが合体して一緒に働くことで、血液循環の秩序が保たれているのですね。