心筋梗塞とは | イツモ健康ブログ

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健康管理士コラム

●心筋梗塞とは●
 動脈硬化や血栓などにより、完全に冠状動脈が閉塞し、血液が流れなくなり、心臓に必要な酸素や栄養分の供給が滞ることで、心筋が壊死に陥る病気です。
 発症から2週間以内のものを急性心筋梗塞、発症から1か月以上経過したものを陳旧性心筋梗塞と呼びます。

 心筋梗塞は12月~3月にかけての発生が多いです。原因は冬の急激な温度差による血圧の変化と血管の収縮が大きく関係しています。
 また、心筋梗塞が発生しやすい時間帯があり、午前9時~12時ごろが最も発生率が高いと言われています。もっとも冷え込む明け方に、睡眠中の脱水や血圧の変動などが重なることで、血管内のプラークが破れて血栓ができやすくなるのです。その後、血管が完全にふさがるまでに、明け方から約3~6時間経過した午前9時から12時ごろに多き発生すると考えられています。



●主な症状●
・激しい胸痛と、不安感や重圧感からくる冷や汗や嘔吐。
・その他・・・ショック症状・左前と中央胸部の圧迫感・心音虚弱・吐き気・虚脱感・血圧低下など。
・症状の出る部位・・・背中・左肩・左腕・下顎・上腹部・みぞおちなど。

 痛みの持続は30分~数時間に及び、疲労やストレスの蓄積によって誘発されます。


●冬場に心筋梗塞を起こさないために●
 外出時は体の熱が逃げないように、暖かい服装を心掛けます。マフラーや帽子、手袋を着用し、首筋や手首、頭を保温することで、冷たくなった血液による血管の収縮を防止し、血圧の急激な上昇を避けることができます。


●冬場の心筋梗塞を防ぐための10ヵ条●
 1、冬場は脱衣所と浴室を温かくしておく
 2、風呂の温度は、38℃~40℃と低めに設定する。※42℃~43℃は血圧が高くなり危険。
 3、入浴時間は短めに
 4、入浴後にコップ1杯の水分を補給する
 5、高齢者や心臓病の方の入浴中は、家族が声をかけて確認する。
 6、入浴前にアルコールは飲まない。
 7、収縮期血圧が180㎜Hg以上、または、拡張期血圧が110㎜Hg以上ある場合は入浴を控える。
 8、睡眠時の発汗で血液が濃縮しているため、朝基商事はコップ1杯の水分を補給する
 9、寒い野外に出るときは、防寒着、マフラー、帽子、手袋などを着用し、寒さを調節する
 10、たばこを吸う方は禁煙をする