私たちが口から取り入れた食べ物は「消化管」と呼ばれる1本の管を通って消化・吸収されます。大腸とは食道、胃、小腸に連なって、消化管の最後尾に位置する臓器のことです。
大腸は大きく盲腸、結腸、直腸に分かれています。 また、大腸の断面は内側から粘膜層、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層(しょうまくかそう)、漿膜(しょうまく)という、5つの層で構成されています。
大腸の主な3つの働き
・吸収・・・摂取した食べ物の栄養分の残りかす(老廃物)に含まれている水・電解質(塩分など)を吸収する。
・運搬・・・分節運動と蠕動(ぜんどう)運動で老廃物(便)を運搬する。
・貯留・・・S状結腸で老廃物(便)を留めておく。
次回は、大腸がんとはどんな病気?です