人間の体の中にウイルスや細菌など異物が侵入してくると、その異物を排除して自分の体を守るという免疫の働きにかかわる細胞を「免疫細胞」といい、中でも免疫にかかわる中心的な役割を担っていりのが「マイクロファージ」です。
マイクロファージは全身のあらゆるところに形を変えて分布しています。
ここでは、マクロファージの働きとマクロファージが分布する部位についてみていきましょう。
(1)マクロファージの働き
免疫細胞の中でも、マクロファージは、白血球の中の単球(骨髄でできた単核細胞でアメーバ状の細胞)が分化したもので、免疫細胞の主役といえる働きをします。マクロファージのマクロは「大きい」、ファジーは「食べる」を意味し、「大食細胞」や「貪食細胞」とも呼びます。アメーバ状のマクロファージは、粘着性があり、伸縮する偽足を出してゆっくりとした動きをしています。
体内に侵入してきたウイルスや細菌などの異物を見つけ、細胞内に取り込み消化(貪食作用)します。また、マクロファージはウイルスや細菌だけでなく、老廃した赤血球、損傷した細胞や死んだ細胞、過剰なコレステロールなど、体内の不要物を消化・分解する「掃除屋」のような役割も果たしています。
マクロファージは「抗原提示細胞」ともいい、抗原(異物)を捕まえて消化・分解した後に、抗原(異物)の残骸をマクロファージ細胞の表面に提示することでリンパ球に抗原(異物)の侵入を知らせる「抗原提示」という機能も持っています。
(2)全身に分布するマクロファージ
貪食作用(異物を分解・消化する)を持つマクロファージは、臓器・部位によって形を変えて存在し、異なった名称で呼ばれています。
主な臓器・部位を挙げると、血管内においてはマクロファージの前駆細胞である「単球(血管内を循環し、炎症部位に駆けつける)」、肺においては「肺胞マクロファージ(気道から進入する異物を貪食・処理する)」、肝臓では「クッパー細胞(門脈から肝臓に侵入した異物を貪食・処理する)」、骨では「破骨細胞(古くなった骨を破壊、吸収する)」という名称で呼ばれています。
また、マクロファージは、脳の中枢神経においては「ミクログリア」という名称で存在しており、異物を貪食して脳内を正常な状態に保つ働きをしています。
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