では、なぜ地域によってプラスチックが「燃えるごみ」だったり「燃えないごみ」だったりするのでしょうか?
たとえば、スーパーなどでもらうポリ袋はプラスチックの一種の「ポリエチレン」という物質からできています。ポリエチレンは、塩化ビニルと違って塩素を含んでいないので、焼却しても有害な塩化水素などを発生せず、ダイオキシンを直接的に発生することもありません。しかし、ポリエチレンを「不燃ごみ」に区分している市町村があります。これは、ポリエチレンを焼却する際に、焼却炉の中の温度が高くなり、焼却炉が傷むという問題があるからです。
プラスチックを燃やすことで焼却炉が傷んでしまうという地域では「不燃ごみ」として分類しています。しかし、現在では、焼却温度が高くても大丈夫な焼却炉も多くなりました。その地域の場合は「可燃ごみ」となるわけです。
また、最近問題になっているダイオキシンについても、ごみの分別がかかわっています。ダイオキシンの生成を防ぐには、ダイオキシンの原料となる塩素を含むものを燃やさないか、あるいは焼却炉を800℃以上の温度に保ち、排気ガスを100℃以下に急冷する必要があります。プラスチックには、塩化ビニルを含むものが多いため、ごみに塩素を含まないようにすることは困難です。そのため、もっぱら焼却炉にダイオキシン対策をする方法がとられることになります。このような理由から、焼却炉が800℃以上の温度を保って焼却することのできる設備を整えた地域ではプラスチックが「可燃ごみ」になるのです。
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