BeeCall石井の「風が吹けば桶屋が儲かる」 -3ページ目

BeeCall石井の「風が吹けば桶屋が儲かる」

都内で24時間コールセンター『BeeCall』を運営するセンター長のブログ
http://www.bcall.jp
日々の「気づき」を主なテーマにしています。

成長する人はフィードバックを上手に受け止める

価値を引き出す6つのステップ

フィードバックが効果を発揮しないシーンが見られる。
これは受け取り方に問題がある。
「人格に向けられた批判」とみなすと受け入れ難い傾向があるのだ。

以下の6つのステップにより、価値あるフィードバックを退けずに、無視してよいフィードバックを選択できるようになる。

①自分の持つ傾向を知る(Know Your Tendencies)

人は長年フィードバックを受け取ってきた過程で、反応のパターンが出来上がっているものである。事実によって自分を守るのか、伝えられ方に意義を唱えるのか、それとも反撃するのか。その場でフィードバックを拒絶しても、後に客観視した時に受け入れるか、また行動を変えるのが難しいのか。

こういった自分の傾向を理解して、フィードバックの活かし方を知ることが大切である。


②「内容」と「提供者」を切り離して考える(Disentangle the "What" from the "Who")

フィードバックが的確であり、助言が示唆に富むものならば、それが誰からのものかは問題ではないはずだ。
しかし、実際はそうはならない。

「関係性のトリガー」が作動すると、コメントの内容が提供者に対する受け手の感情と絡み合い、学習の妨げになる。そうならないようにするためには、メッセージと送り手を切り離し、それから両方を検討しなければならない。


③コーチングとして受け止める(Sort toward Coaching)

評価的なフィードバック(「あなたの評価は4です」)もあれば、コーチングとなるフィードバック(「こうすれば良くなります」)もある。誰もが両方必要としている。評価はあなたがぞの水準にあるか、何が望めるか、何を期待されているかを教えてくれる。コーチングは学習と改善を促し、より高い水準の行動へと導いてくれる。

裁きを下されたという感情が絡むと「自己同一性のトリガー」を作動させやすく、不安を引き起こして学ぶ機会を台無しにすることがある。従ってこのような提案は出来る限りコーチングと受け止めると良い。これまでのやり方に対する批判としてではなく、新鮮な視点からの有益となりうる助言としてフィードバックを聞くようにしよう。


④内容を分析してみる(Unpack the Feedback)

フィードバックが正しく有益であるかどうかはすぐにはっきりしないことが多い。
そこで受け入れたり拒絶したりする前に、よりよく理解するための分析をいくつか行なうと良い。
即座に判断することをやめ、フィードバックの狙いと探る時間を取れば、その助言を採用するか

否かにかかわらず、何が最善のやり方なのかについて豊かな実りある対話ができる。


⑤尋ねるのは一つだけ(Ask for Just One Thing)

「何か私に対するフィードバックがありますか」という焦点の定まらない大雑把な質問は、批判を
求めることにつながるので避ける。

「私が自分の向上を妨げているように見える行ない(あるいは至らぬ点)を一つ挙げるとすれば、何だと思いますか?」などと、同僚や上司、直属の部下に尋ねれば、フィードバックのプロセスはより管理しやすくなる。これにより、具体性のある情報を、自分のペースで獲得できる。


⑥小さな実験をする(Engage in Small Experiments)

フィードバックを求めて、理解した後、助言がどの部分に役立ち、どの部分が必要無いかを識別するために小さな実験を計画すると良い。失敗しても損失が小さく、成功すれば大きな収穫が望めるので、試す価値がある。

あなたの成長は、人間の自然な反応に屈せず、批判から価値を引き出す能力と、上司・同僚・部下たちから更なる助言とコーチングを受けようとする意欲に掛かっている。自分の成長は自
分次第なのだ。


参考)ヒーンシーラ, ストーンダグラス, & 飯野由美子. (2014). 価値を引き出す 6 つのステップ 成長する人はフィードバックを上手に受け止める. Harvard business review, 39(11), 118-125.

「想定外のこと」が起きた時の決め方を決める

「迷ったらどうするか」を決める

仕事の場面において、いわゆる「判断に迷う」状態が起きた時にどうすれば良いのでしょうか。
こういった場面で、決め方を決めておくことが有効です。

■迷ったら「最初の感覚」を信じる
■迷ったら「より分からない方」へ進む
■迷ったら「素人の意見」に従う
■迷ったら「一段上がって大局的に正しいこと」を言う

最初の2つは棋士の羽生善治氏の言葉でもあります。

「より分からない方」へ進むというのは不思議に感じるが、迷うということは勝ちに自信が無いということ。そうであれば、「相手にも分からない方」に進んだ方が、勝機が拓けるという考え方から来るものなのです。



決め方の科学―事例ベース意思決定理論/勁草書房

¥3,456

『早起きは三文の得、はホント』

■ヒトは昼型動物、朝から頭脳を全開に

「早起きは三文の得」というコトワザは誰もが知っていますが、実際、早起きは脳にとってどのような「得」をもたらすのでしょうか。

人間の体の中にある「体内時計」は、24時間プラス数時間のリズムで動いています。そのために、毎朝「体内時計」をリセットする必要があるのです。日の出とともに起きて陽光を浴び、行動モードに入ることが自然な日課で、ホルモンもそのペースで分泌されています。当然、脳も同じで、朝日を浴びることでシャキッと目覚めます。

朝食は、頭脳の活動に不可欠なエネルギーを脳に送ることができます。頭脳を動かす「電源」はブドウ糖、その原料は炭水化物であるご飯やパンです。午前中の頭脳のエネルギーをカバーするために、しっかり朝食を摂りましょう。

(出典:米山(2013)『頭が良くなる生活習慣』)

TODAY’S BREAKFAST―シンプルで美しい、ワンプレートの朝ごはん日記。/主婦の友社

¥1,404
Amazon.co.jp

『捨てるものは捨てて、前向き思考』

■「いつかどこかで役に立つかも」という資料を捨てる

仕事に資料は欠かせないものです。たった今、必要な資料、今後役に立つだろう資料、他のシーンで使えそうな資料・・・・、資料はその人の足跡のように溜まっていきます。

しかし、実際のところ、本棚に積み重なった資料の出番は意外と少ないはずです。最低限の資料を読み込んで必死で仕上げた仕事の方がうまく行ってきたのではないでしょうか?

頭脳は似たような資料をいくつも読むことはすぐに飽きて、刺激を受けなくなってしまいます。したがって、多量の資料が必ずしもいい仕事に結びつくわけではなく、むしろ、身辺に余分な情報を置かない方が、自在な発想が生まれます。過去1年間使わなかった資料は思い切って捨てることも必要です。

仕事場や机をすっきり片付けると、気分が一新されるだけでなく快感さえ覚えます。
これは頭脳の快感中枢の部分にドーパミンというホルモンが分泌されることで感じているのです。
ドーパミンは気分の良い積極性を生み出し、前向きなスタンスがもたらされるのです。

机を片付けるところから、頭脳の働きを良くしましょう。

(出典:米山(2013)『頭が良くなる生活習慣』)

「なかなか前向きになれない」と思ったときに読む本/中経出版

¥1,365
Amazon.co.jp

『無駄なこと、余計なことが生む発想』

■生活の効率化は、頭脳に有効とは限らない

科学が進歩し、技術が高度化することによって、私達の生活はドンドン合理化されています。

生活の効率化、システム化は一言で言うと、楽をすることです。

行動も手順も決めて、機械がやってくれることは機械に任せ、無駄な動きや日課外のことはしない「考えなくてもよい生活」です。これは頭脳の老化の元と言ってよいでしょう。

頭脳の老化とは、「新しい挑戦への意欲を失うこと」です。本来頭脳は好奇心が旺盛で、新しいことに刺激を受けます。無駄や余計が頭脳を働かせます。

良い発想は「無駄」と「余計」から生まれるのです。


(出典:米山(2013)『頭が良くなる生活習慣』)