ゴミ置き場の前で | 随心所欲的日記

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旅と文学の話

 2024年4月12日、夕方6時ごろ、本を運んでいた。両手に、紐で縛ったのを持って。

 というのも、ここは缶集めや本集め、古道具の人が日曜日にくるからで、そのため、近所の人は引き取ってもらえそうな品物をここに置いていく。


 卒論が終わったので、洋食や日本語の本が要らなくなってしまった。このような卒論関連の本は、おそらく引き取り手が少ない。探すのも大変なので、この人たちに任せることにした。


 まだ明るい夕方、重いなぁと心でぼやきつつ慣れたところなので、そのままふっと足を出したところ、なぜかバランスを壊してしまい、グらりと体が揺れた。

 一瞬、コンクリートに頭をぶちつけると思った。寝たきりになってしまう、それらの思いが瞬時に押し寄せた。とっさに本を落としたので、扉に捉まることができた。


 あわや寝たきりになるところであった。そこで私は反省した。両手がふさがっているという状況では何かにつかまることができない。


 もう一度本を運ばなければいけなかったので、今度は紐で縛った本の束を大きなビニールバックに入れて肩にかけて両手が入った状態で持ち運んだ、


 皆様、気をつけましょう。たぶん段差に躓いたんじゃないかなあ。右足先が引っかかった感じだった。