もうひとつ、ドラエもんで名作だなと思う作品は「おばあちゃんの思い出」です。
何度もリメイクされているし、劇場でもやったので知っている人もいると思う。
僕も大好きなんですが、この作品を最初に見た時は本当にびっくりしたし感動しました。
話は、ぼろぼろのクマのぬいぐるみが出てくるところから始まります。
このぬいぐるみをくれたおばあちゃんを思い出したのび太が
おばあちゃんに会いたいとドラエもんにタイムマシンに乗せてくれることをせがみます。
おばあちゃんは、のび太が幼稚園に通う頃に他界されていたのです。
過去にいったのび太は、冬なのに花火をしたいとおばあちゃんを困らせている3歳の自分を見ることになります。わがままだった自分を悔いるのび太。
のび太はおばあちゃんと話をしてしまうことになります。もちろん、もう小学生になったのび太をおばあちゃんを知るはずもなく、他人のふりをして話をするのです。
そして、どれだけおばあちゃんが自分を大切に思っていたか、改めて知ることになります。
「せめてランドセルをしょって小学校へいく頃まで生きていられればいいんだけどねえ…」
おばあちゃんは、結果としてかなわなかった夢を語ります。
ここがのび太のいいところですね。おばあちゃんの夢をかなえようとランドセルを背負って「僕は5年生になったのび太です」とおばあちゃんの前にたちます。
「おばあちゃん…。
信じてもらえないかもしれないけど、ぼく、のび太です。
小学5年生の、のび太です」
びっくりしたんです。
タイムマシンなんて知っているはずがない、8年先ののび太がここにいるなんて信じられるはずがない・・・のに。
「やっぱりねぇ、なんとなくそんな気がしていましたよ」
ってぜんぜん驚かないんですね。
「信じてくれるの?疑わないの!?」
「のびちゃんの言うことを、誰が疑うもんですか」
おばあちゃんの膝に顔をうずめるのび太。
なんでおばあちゃんは驚かなかったんでしょう。
世の中には何が起きるかわからないということなんでしょうか。
ただ、目の前にいる、のび太がいるという真実だけが全てだったということなんでしょうね。
何度見ても「もうだめアニメ」のひとつです。