の柱は、「魅力と活力に溢れる、働きやすいまち」であります。

これを実現するため、つの基本的方針を定め、遂行してまいります。

は、「産業振興と雇用対策」であります。

商工業の振興につきましては、現下の円安の進行と物価高騰により経営に影響を受けている市内事業者を支援するための施策を引き続き講じてまいります。まず、「中小企業振興支援事業」の更なる活用により、兼業・副業人材の登用を促進するとともに、前年度に引き続き、四国学院大学と市内事業所を仲介し、合同企業セミナーにおけるマッチングの機会を創出し、企業が抱える人材不足の課題解消を図ります。また、香川県と連携し、本市の地域特性を活かした企業誘致を推し進める一方で、市内事業所に対しては、「先端設備等導入計画」等の制度の活用を推進し、特例措置を用いた設備投資を促し、地域経済の活性化を目指します。また、深刻さ増す市内の空き店舗の増加に対しましては、「空き店舗等活用支援事業」を活用し、空き店舗の抑制を図るとともに、起業者の事業定着のために善通寺商工会議所のご協力のもと、起業前の創業セミナーと起業後のフォローアップ、両面からの伴走型経営支援を継続してまいります。農業の振興につきましては、持続可能な本市農業の創造を目指して、総合的かつ計画的な施策を講じてまいります。まず、農業生産基盤の充実、企業的経営の促進、多様な担い手の育成をはじめ、農業を取り巻く環境の変化に即した振興施策を推進し、産業としての農業の充実を図ってまいります。また、農業特産品を活かした新規商品開発、農産物加工・販売体制の整備支援、積極的な販路開拓など、農業の次産業化や農商工観連携による地域特産品の消費拡大に取り組むとともに、新規就農者が定着し、経営発展していくために、資金面の支援を行うことにより、農業従事者の増加を図り、地域農業の維持・発展に努めてまいります。さらに、農地の効率的な利用を促進するために、将来の農地利用の姿を明確化した地域計画に基づき農地の集約化に努めるとともに、ため池法面等土地改良施設の効率的な維持管理を目指すため、リモート操作による除草機器導入の実現に向け取組んでまいります。

は、「観光振興の促進」であります。

開催を間近に控えた大阪・関西万博や瀬戸内芸術祭を訪れる訪日外国人を本市へ呼び込むために、現在、観光分野に主眼を置いた国際交流を推進しております台湾板橋区とのコネクションを足掛かりとし、台湾をメインターゲットとしたシティプロモーションを展開し、インバウンド需要の獲得を図ります。また、前年度、観光庁の補助事業を活用し実施した「インバウンド誘客事業」を通じ浮き彫りとなった本市の観光諸課題の解消と地域資源を活かした体験コンテンツ等による着地型観光の造成を本市の重要プロジェクトと位置付け、新たに任用する地域プロジェクトマネージャ―と地域おこし協力隊を最大限に活用し、交流人口の創出・拡大に努めてまいります。

は、「地域資源ブランド化の促進」であります。

 市の特産品である「讃岐もち麦ダイシモチ」については、他のもち麦との差別化を図るため、後継新品種となる付加価値の高い高栄養価の品種改良を進めており、官民連携による栽培方法等の確立を図るとともに、現品種を超える特産品となるよう、生産体制及び販売手法の検討を具体的に進めているところです。なお、新品種については、国への特許及び登録出願が令和年度中に公表され、既に市内で一部の生産者による試験栽培も始めており、今後は商標登録やパッケージデザイン、機能性表示食品の届出等を進めながら、販路拡大に向けた手法を検討していく予定です。また、地域資源には、特定の地域内に存在する特産品や文化財などのほか、地形や自然環境など、地域に根ざした特性が地域資源に含まれることから、民間企業や関係団体と連携しながら、こうした善通寺市らしさを探求し、唯一無二の魅力に磨き上げるとともに、魅力の定着・PRに努めるなど、持続可能となる地域資源のブランド化に向けて全庁的に取り組んでまいります。

の柱は、「知と学びに溢れる、人を育てるまち」であります。

これを実現するためつの基本的方針を定め、遂行してまいります。

「学校教育の充実」であります。

現代社会において子ども達を取り巻く環境は大きく変化してきており、特に近年、国際情勢や経済状況は混迷を深めており、インターネットに情報があふれる中、子ども達には、将来の社会の担い手として、自らが情報を取捨選択し、課題を見付け解決する力が求められています。本市では、次代を担う子供たちが、論理的思考力や課題解決能力などを身に付け、これからのIT社会に順応し、社会の課題にも主体的に取り組める人材となってもらえるように令和年度からSTEAM教育に取り組み始めました。前年度は、小学校年生の希望者と中学校年生全員を対象に実施し、それぞれ古代水中生物や水中ロボットを題材にし、各方面のご協力を得て取り組みました。令和年度は、コンテンツの見直しを行い、更に魅力にあふれ、子ども達が積極的に取り組めるようにSTEAM教育の充実を図ってまいります。また、学習指導要領により必須となっているプログラミング教育につきましては、全ての小学校で、民間企業と連携した善通寺型のプログラミング教育を引き続き実施いたします。令和年度は、東中学校のチームが創造ロボットアイデアコンテスト全国中学生大会の制御部門で位と位に入るなどしましたが、小学校からプログラミングを習ってきた子ども達が中学校での取り組みにより、その成果が花開いたものと考えております。毎年、多くの児童に参加いただいているプログラミングコンテストやITキャンプなど、今後も、子ども達がプログラミングに興味・関心を持てるように取り組んでまいります。

次に、対面式教育とICTの活用を融合させたハイブリッド教育につきましては、AIデジタルドリルを活用するとともに、教員が児童生徒の状態を多角的に知ることができるアンケートツールWebQUを実施するなど一人一台タブレットの有効活用に取り組んだほか、香川大学のご協力を得ながら不登校児童生徒対策としてのICT活用にも取り組んでまいりました。本年度は、新たに小学校間でオンラインを利用した合同授業を実施いたします。まずは、与北小学校と東部小学校をオンラインで結び、定期的に合同授業を行うことで、両校の児童が交流し、中ギャップの解消に繋がればと考えております。

中学校の部活動につきましては、令和年度、年度で東西中学校での合同部活動、合同チームの結成を進めてきましたが、令和年度からは教育総務課に「部活動地域展開推進係」を設置し、休日の部活動について、部活動指導員や兼職兼業の教員による指導により善通寺版の部活動地域展開を開始し、生徒の豊かなスポーツ・文化芸術活動の実現を目指してまいります。幼稚園教育に関しましては、生涯にわたる人格形成の基礎を培う大切な時期であります。本年度も、各園に芸術士を招いて、その感性に触れる芸術士活動や園長裁量によるパワーアップ事業に取り組むほか、「善通寺型フェデレーション教育」の一環として、幼稚園、保育所、こども園と小学校が連携して、スタートカリキュラムの作成に引き続き取り組み、小一プロブレムの解消に努めてまいります。令和月に「学校等の在り方検討委員会」からいただいた提言書では、本市に相応しい中学校の校数を校、小学校を校または校、幼稚園については子ども園をまたは園が望ましいとされております。これを受け、令和11月に「学校等再編整備検討委員会」を設置し、善通寺市のこれまでの歴史や地域性を踏まえつつ、未来志向で、本市の子ども達が健やかに学び育つ環境を整えていくことを第一の目的とし、具体的な協議を始めていただいたところであります。現在、同委員会では、少子化の影響を最初に受ける未就学児童施設について再編の検討が行われておりますが、令和年度からは、教育委員会内に「学校再編対策課」を新たに設け、本市の喫緊の重要課題である学校等の再編に取り組む体制の充実を図ってまいります。

「地域と連携した教育体系の構築」であります。

市内全ての小中学校に設置している学校運営協議会、いわゆる「コミュニティスクール」に関しましては、地域の皆様のご理解、ご協力を得て、各学校において定着してまいり、学校運営に関し活発に協議いただいております。今後も地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働を行い、子どもたちの健やかな成長を図ってまいります。また、不登校児童生徒への対策として、ZENキューブ階に設置している教育支援センターだけでなく、地域のNPO法人等の民間団体とも連携をすすめ、子ども達の居場所を確保するとともに、「個別最適な学びと協働的な学び」、「誰ひとり取り残さない教育」の推進に努めてまいります。また、次代を担う若者一人一人が、自他共にかけがえのない存在であることを認識するとともに社会の一員であることを自覚し、自ら進んで社会参加できるよう、地域、関係機関が連携して青少年の健全育成を支援する環境づくりを促進してまいります。

「地域への愛着を育む活動の促進」であります。

市民がふるさとに誇りや愛着を持つ「シビック・プライド」を醸成し、地域社会に貢献する意識を向上させていくためには、シティプロモーションと同時に、本市の文化や歴史などを正しく理解し、個性あふれる地域文化を創造していく必要があります。特に、本市には貴重な遺跡や歴史的建造物などが多く残されており、国を代表するような偉人も多く輩出した土地柄であります。また、古くから残る郷土芸能の保存会などをはじめ、市民による各種芸術・文化団体が活動しており、市民と協働で開催する「市民文化祭」などは定着し、多くの市民に楽しんでいただいております。また、ZENキューブ階の郷土館は、「旧善通寺偕行社」「割竹形石棺」などの重要文化財と併せて、善通寺市の歴史を一体的に学ぶことができる環境にあり、今後も展示内容の充実を図り、定期的な入れ替えを行うなどして、来場者の増加に努めてまいります。さらに、引き続き県と連携して「四国遍路」の世界遺産登録のための取組みを進めるとともに、本市に残る様々な文化遺産を適切に保護し、積極的に活用するとともに、民俗芸能など無形文化財についても保存伝承に努めてまいります。また、市史第巻の発刊に向けて、編さんに必要な貴重な記録フィルムや写真、書物、民具など歴史資料の収集、整理、保存、調査を引き続き行ってまいります。さらには、美術館におきましても、市民美術展や市内在住者による県展作品展、大西忠夫展を毎年開催しており、本年度も様々な作品を観ていただけるよう企画してまいります。

「知と学びによるまちづくり」であります。

図書館では、教育機関や他の施設と連携した生涯学習・地域文化活動の拠点、交流の場を目指すとともに、図書館が保有する様々な情報を活用し、誰もが主体的かつ積極的に「知」と「学び」に取り組む風土を市全体に醸成してまいります。子ども達と大学生が協力して行う「善通寺市みりょく本づくりプロジェクト」や駐日外国公館の職員を招いての「国際交流イベント」など、開館以来実施している様々な取組みを今後も進めてまいります。また、子どもライブラリーでは、読書・食育・運動を本柱に、子どもが持つ豊かな感性や創造力を最大限に活かし、遊びから学びまでの幅広い領域をカバーする子育て支援施設を目指しまして、図書館とも連携し、子どもたちが自由な空間の中で多くの本と出会い、触れ親しむことで、幼少期から本を読む習慣が身につく場として、また、保護者同士の交流の場として、広く親しまれるよう努めてまいります。これまで高齢者の生きがいづくりの場、学びの場として定着しておりました「イキイキときめき大学」と「寿大学・婦人中央学級」につきましては、令和年度から統合し、高齢者にとってより魅力的な、教養・趣味を通じて学ぶ喜びを感じていただく場として、新たに「生涯学習講座事業」をスタートさせます。今後においても、事業内容を充実させ、高齢者の社会参加を推進するためにも、様々な学習の場を提供してまいります。また、それぞれの個性やライフスタイルに応じて、様々なスポーツから学びを得ることができるように、今後も「市民体育大会」などの行事を通して、生涯スポーツを推進してまいります。ZENキューブにおいては、リニューアルオープン以降、多くの市民の皆様にご利用いただき、好評を博しております。新たな学び・交流の場の創出に向けて、引き続き指定管理者と連携しながら、新たなイベントや市民講座の開催など各種イベントを実施してまいります。