お手軽なISO14001登場?
9月に発行される予定の「ISO14005」のことです。
ご存知だと思いますが、環境経営(EMS)の国際規格がISO14001。
これは国内の大手上場企業の約70%が認証を取得ずみで、その
数はおよそ二万一千事業所。
ISO14005は14001の姉妹版といったところ。
ISO14001は大手企業には浸透していると言えますが、中小零細企業には
あまり普及していません。これは海外でも同様のようです。
管理工数と導入費用の負担が重くて、中小には敷居が高かったんですね。
そのため、私が携わっている「エコステージ」などの国内版EMSが普及し
中小零細企業をカバーしているんです。
ところがISO14005はISO14001の前段階の内容で、中小事業者
でもEMSに取組みやすいように、ステップアップ方式を取り入れたり
ビジネスフォーカス(紙・ゴミ・電気ではなく製品やサービスにおける
EMS)に重きをおくなど、事業におけるベネフィット(利益)を重視して
います。
小学校を卒業したら中学に進級できるような感じですね。
具体的には、第一STEPでは46項目。第二STEPでは+35項目。
さらに+27項目をクリアすることで合計108項目の基準を満たし、
ISO14001の認証が得られる仕組みのようです。
08年秋以降の不況でISO14001の認証更新費用(企業規模に
よるが200万~)を負担に感じ、更新を行わない事業所や企業も
出てきているので、そうした事も鑑みて規格のテコ入れを行った
面もありそうです。
なお、ISO14005を経て14001を取得する場合の費用などの詳細は、
今後明らかになると思いますので、追って記事にしたいと思います。
ステップアップ方式やビジネスフォーカスは、すでにエコステージ
が取り入れている内容なので、真似されたなという気もしますが
中小事業者にもEMS(環境経営)が普及するきっかけになるという
意味では良い傾向でしょう。
----------------------------------------------------
◆◇ 環境経営エコステージは新時代の経営ツール ◇◆
ECOCO(エココ)でCO2の見える化
ECOCOはエコステージ導入企業が利用できる
CO2の見える化ツール
詳しくはこちらから↓
http://www.justmystage.com/home/ecotrust/
http://www.geocities.jp/eco_trust_biz/
----------------------------------------------------