来年も阪神は、金本知憲外野手(43)頼みになりそうだ。
定番グッズの「阪神タイガース カレンダー2012(壁掛けタイプ)」(11月21日発売)は、いわばチームの戦力構造を映す鏡。どの月に誰の写真が収まるかが、人気のバロメーターでもある。注目はペナントレース開幕月で、年度初めの4月。07年版から5年連続で金本が“顔”だったが、来年は鳥谷敬内野手(30)に譲ることになった。確かにレギュラー落ちし打率・218、12本塁打、31打点に終わった今季を考えれば当然だ。それでも主役級の象徴である「ピン扱い」は変わらないという。
営業部関係者は「これまでの実績、ファンへのアピール度からいって、2人一組や3人一組の月に収めることは考えられない」と話す。
成績は下がっても、すぐにその“タレント価値”までが下がるわけではないらしい。別の球団関係者も「販売促進のために『守備につく際に三塁側アルプス席に手を振ってほしい』とリクエストすれば、快く協力してくれる。ファンへのアピール力で彼以上の存在はいない」と、金本の存在感を強調する。
ただそれも裏を返せば、全国区で名前と顔が売れるような若者が育っていないことでもあるのだが…。
和田豊新監督(49)も「金本がシーズンが終わっても室内練習場でバットを振っているのを見ていると、若手に『金本との差を縮めるどころか、逆に広げられてるやないか!』と言いたくなるよ」と嘆く。
ファンの目を引きつけるためには、まだしばらく金本の力を借りるしかないようだ