東日本大震災の被災地を支援しようと、宮城や岩手などの菓子や麺を共同購入する取り組みを、兵庫県立大環境人間学部(姫路市新在家本町)の学生が続けている。当初は一部の学生で商品を取り寄せていたが、学内で販売するようになった。いずれも期間限定だが「息長く取り組みたい」と張り切る。
井関崇博講師のゼミ生で、3年生右田梨華さん(20)と、同、加藤鈴子さん(20)らの「よごじゃます東北プロジェクト」。よごじゃますとは、東北弁で「いいんじゃないの」の意味という。当初は廃棄食品を減らし必要な人に届ける「フードバンク」を研究していたが、東日本大震災が発生し、食で被災者を支援するテーマに切り替えた。
注文商品は、6月に井関講師の授業で学ぶ150人を対象に希望調査。最も人気が高かった仙台市の大福もち「喜久福」や、宮城県白石市の「白石うーめん」など3種類を選び、約90人分を注文した。
1カ月後、対象を学部内に広げてチラシを配ったが、注文したのは29人。「災害が忘れられつつある」と危機感を抱いたメンバーは10月下旬、福島県郡山市の「ゆべし」など3種類の菓子を購入し同大生協で販売。同県の喜多方ラーメンも食堂で提供したところ、売れ行き好調だったという。
リーダーの右田さんは「福島の製麺会社の方に電話したが、風評被害と観光客激減で苦しんでいると聞いた。学生が関心を持ってくれていると分かり、うれしい」とし、今後も活動を続ける意欲を見せた。
出典:神戸新聞