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ほんえすんの制作ノート

編集者・ライター・絵本作家として活動する洪愛舜ともうします。webマガジン「目黒駅前新聞」編集長、絵本はひらがなのほんえすんで出しています。
お仕事を通じてのアレコレや、子育てしていて感じたことなどもつれづれます。

2008年からちくちくと手づくりしているwebマガジン『econ-mag』の最新号を、昨日アップしました。

コチラ



新連載も始まっています!
キャリアカウンセラーの岩橋ひかりさんによる、「教えてひかりさん!~産休&育休お悩み相談室」です。

「ワーキングマザーズ大百科」というインタビューを通して、ワーキングマザーのリアルな姿を紹介してきましたが、今「現在お悩み真っ最中」の方に、色んな選択肢があるんだということをご紹介できれば……と言う思いで、現在、産休&育休キャリアカウンセラーとして起業準備中の岩橋さんに相談してみたところご快諾いただき、連載を始めることができました。

第1回目は、まさに出産を控え、キャリアと子育ての狭間で不安を抱えているプレママさんからのご相談です。
「お悩み真っ最中」の方のお役に立てれば幸いです!

そして……編集後記に、とっても大それたことを書いてしまったて、少し恥ずかしい気持ちもあるのですが……
「30号」という節目の時に、今までを振り返り、これからを展望するために、気を引き締めて頑張っていきたいと思っています。

そんな『econ-mag』30号、暑い夏のほっと一息の時間に、ぜひ、お読みいただければ幸いです!
先日遊びにいった地元のお祭りで、小学生の一輪車サークルの子どもたちが懸命に演技をしている姿を見ながら思ったこと。

「ノーミス」の演技よりも、

ミスした後、くじけずに
立ち上がって、

もう一度チャレンジできる心が

大切なんだ。

努力を重ねて挑む晴れ舞台、
ミスをせずにやり遂げられたらそれは素晴らしいけど、
ミスを恐れるばかりに、
「挑戦する」ことをしなくなってしまったら、
それはとてももったいないこと。

失敗してしまったら悔しいし、凹むし、めげそうになる。
また失敗するんじゃないかって怖くもなる。
でも、その全部に打ち勝って、再び挑む心が、とても大切なのかもしれません。

そういう心を持てるような子育てをしたいと思いました。

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一輪車サークルのお姉さんたち。
何度も降りてしまいながらもやり切った姿、ほんとにカッコよかったです。

ようやく晴れた週末、念願の今季初プールへ!

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プール内は電子機器持込禁止で写真が撮れないので、終了後に外から撮った、誰もいないプール。


現在1歳10カ月の下の子(息子)は、去年の夏はまだハイハイの赤ちゃんだったため、お外のプールは今年が初めて。

4歳になった上の子(娘)は、ずっと通っているスイミングスクールで進級が決まるなど、最近めっぽうなプール大好きっ子。

というわけで、今年の夏はとにかくプールに行くぞ!と思っていました。

去年の夏の終わりに感じたこと。
大人は、去年の夏も今年の夏も来年の夏も大して変わらなくて、もうずっと長い間そんな風に過ごしてきたけど、子どもにとっては本当に「一度きりの夏」なんだなぁ、と。
日々成長している子どもたちにとって、去年の夏と今年の夏は確実に違う。今年の夏と来年の夏は、きっとまた全然違うのだろうなぁ。

そう思うと、今しかない「今年だけのこの夏」をすごく大切に過ごしたいと思ったし、私も思い切り楽しみたいと思ったし、同時に、この夏ならではの色んな経験が子どもたちをまた一つ成長させるように思えて、親というのはとても重要な役割を任されているんだと実感しました。

今年の夏休みは幼稚園の「夏期保育」を利用せず過ごすことにしたので、がっつり40日間、子どもたちと過ごす夏です。
ちょっと気が遠くなりそうだったけど、今日このご近所の区民プールに来て、目の前が開けました。
この幼児プールが、4歳児&1歳児と遊ぶのに、すごく「程よい」のです!
全体的に浅くて狭いので、どんどん泳ぎたい4歳児は少し物足りないかもしれませんが、1人で子ども2人連れてきても「何とか目が届く」し、大人が目が届く範囲で遊んでいたら「子ども2人で遊べる」規模なのです。

奥に見えるすべり台。
プールだけど「スライダー」ではありません。これはまさしく「すべり台」!
(一応水は流れています)
程よい。4歳児も1歳児も楽しめます。
これもまた程よい…。

夏休み、予定が入っていない日は毎日ここに来よう…。
(しかもこれで入場料100円なんですよ! 目黒区さん本当にありがとうございます!)

というわけで、夏のお出かけ記録もまた綴っていこうと思います。
台風が去ったら多分梅雨明け。さぁ、夏だ!
娘(4歳)が言われて喜ぶ言葉があることに最近気づいたのですが、
それが大人(私)の感覚とは少し違うようで…
今日は、ウチの4歳児が喜ぶ褒め言葉を紹介したいと思います。

その1「すごい筋肉だね!」
けっこう体育会系な娘は、ふくらはぎがムッキムキなのですが、
それを「すごい筋肉だね!」と褒めると
すごく嬉しそうにします。
筋肉が嬉しいんだなぁ。不思議…。

その2「重い!」
娘を抱っこするとき、体力のない私はいちいち
「重いよ~」「ほんとに重くなったなぁ」「これ以上重くなると無理かも」とか言うのですが、
言われた娘はニマニマといつも嬉しそう。
成長している自分に喜びを感じているのでしょうか。
大人(の特に女性)は絶対に言われたくない言葉ですが…。
自転車に3人乗って坂道を登るときも
「重くて上がらないよ~」とか言うと嬉しそうに
「お姉ちゃんが乗ってるから?」とか聞いてきます。
いや、返事する余裕はなし…

その3「髪長いから洗うの大変!」
薄毛に産まれた娘。2歳くらいでようやく生えそろって、現在生まれて初めて髪を伸ばし中
と言ってもまだ肩にやっとつくくらいなのですが、「髪伸びたね~」と言うとすごく嬉しそうです。
お風呂で髪を洗うとき、息子(短髪)は一瞬で洗い終わるのに娘はちょっと大変になってきたから「髪長いから洗うの大変だよ~」と言うと、めちゃめちゃ嬉しそう!
そのあと何度も「お姉ちゃん髪洗うの大変?」と聞いてきました。

こうやって見てみると、自分の成長を感じられる言葉に喜びを感じるみたいです。
それも、「背伸びたね」とか「ひらがな読めるようになったね」などの「ポジティブ」な褒め言葉だけでなく、
パッと聴いた感じではそれ褒めてなくない?と感じるような言葉でも、
何か感じるところがあって嬉しいみたいです。
4歳児…奥が深いです。
(いや、かなり単純⁉︎)

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これまで数多くの子どもたちを恐怖の渦に落としてきた絵本
「ねないこだれだ」

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本 4)/福音館書店



我が家の子どもたちも例外なく、この絵本で初めての「恐怖体験」をしました。
そんなお話を書きたいと思います。

現在4歳の上の子(娘)が2歳になったばかりのある日。

いつものように娘と一緒に絵本を読んでいました。
(多分、夕方だったと思います)
当時妊娠中期だった私は寝転がりながら、娘が次々に持ってくる絵本をひっきりなしに読んでいて、何冊目かに、娘がこの「ねないこだれだ」を持ってきたのです。

ずっと前から家にある絵本なので、それまで何度も何度も読んだことがあって、その日もいつもように読み進めていたのですが、読んでいるうちに、娘の様子がいつもと違うことに気が付きました。

私にぴったりくっついて、
仕舞いには私の上に乗っかり、
ぶるぶると震えているのです。


(なんだこれはーー!!!)

初めて見る娘の様子に戸惑いながらも、もしかして……と思って
「……こわいの?」と聞いてみると、
「……うん」と……。

そう、この瞬間、生まれて初めて
「恐怖」
という感情が娘の中に芽生えたのです!
すごい瞬間を目撃してしまった!
と興奮しながらも、それを悟られないようにしながら
これを利用しない手はない!と思い、

「ねえ、夜寝なかったら、この子みたいに、
おばけになってつれてかれちゃうかも……」と話すと……

その日以来、娘は
「寝る努力」をするようになったのです。


それまで、「眠くなったら寝る」=「眠くなるまで寝ない」という生活で、
ベッドに入っても眠りに落ちる直前まで絵本を読んでくれと
何冊も何冊も枕元の本棚にある絵本をリクエストし、
読みながら寝る、という感じでしたが、
この日以来、「時間が来て電気を消したら、目をつぶって寝る努力をする」ということが
できるようになったのです。

せな先生、ありがとうございます……!!

「寝る時間が早くなった」というわけではありませんでしたが、
寝る直前までホントに毎晩10冊以上読まされていたので、
(私が何度も寝そうになったり……)それから解放されて、
本当に助かったのでした……。

しかし……
それ以来「こわがり」になってしまった娘によって、
この絵本はその後2年以上、封印されてしまったのです……。

<次回予告>
あの日から2年の月日が流れ……封印を解かれた「あの絵本」が、
我が家に再び新しい歴史を刻む!?