ArcaOS 5.0 と Silverware のお部屋 -9ページ目

ArcaOS 5.0 と Silverware のお部屋

eComStation 2 日本語版や ArcaOS 5.0 英語版など IBM OS/2 界隈の今、シルバーのアンティーク、箱根火山の動向。興味があることを気ままに更新。
なお AdBlock を有効にしていると、ブログが表示されなくなりました。もうやだこのブログ

「新燃岳、6年ぶりの噴火(10月14日~19日)その2」の続きです

 

◎10月20日金曜日

この日韓国岳山頂に設置された火山カメラにモンベルのジャケットを着た謎の生物(笑)・・・という話はさておき、

火山の状況に関する解説情報 第26号(10月20日16時45分発表)

新燃岳付近の火山性微動は、昨日(19日)06時頃から消長を繰り返しながら継続しています。
火山性地震は、昨日は9回、本日(20日)は15時までに2回発生しました。

監視カメラによる観測では、天候不良のため噴煙の状況は確認できません。

地殻変動観測では、新燃岳の明瞭な山体膨張を示す傾斜変動は認められません。

えびの岳付近(新燃岳の北西6km付近)の地震は、昨日は2回、本日は15時までに2回発生しました。この付近は、2011年の新燃岳の噴火でマグマを供給したと推定される領域です。

 

2017年10月11日霧島火山群新燃岳の噴火【最終更新10月20日】-東京大学地震研究所

「 図1:新燃岳火山灰のSiO2量変化。太矢印は2008年から2011年までの火山灰の変化方向を示す。2017年10月噴火の火山灰は次第にSiO2量に乏しくなってきている。2011年までのデータはSuzuki et al. (2013)による」。

でもこれだけのデータでいつ噴火するかは導き出せない。

超大型で非常に強い台風21号の接近上陸の予報で新燃岳どころではなくなる週末。

 

◎10月21日土曜日

火山の状況に関する解説情報 第27号(10月21日16時00分発表)

火山性地震は、昨日(20日)は3回、本日(21日)は15時までに7回発生しました。

監視カメラによる観測では、天候不良のため噴煙の状況は確認できません。

地殻変動観測では、新燃岳の明瞭な山体膨張を示す傾斜変動は認められません。

えびの岳付近(新燃岳の北西6km付近)の地震は、昨日は2回発生しました。本日15時までは観測されていません。この付近は、2011年の新燃岳の噴火でマグマを供給したと推定される領域です。

噴煙は未確認だが、14時台の韓国岳のカメラが汚れているのは火山灰のせいか?

(なお韓国岳のカメラは 10/21 15:26:11 を最後に、23日朝6時すぎまで更新されなくなる)

 

そうそうこの夜 Google Map に新燃岳山頂写真があるという話題に。

9月末に霧島山を縦走した人がいて、iPhone8 で撮影したものらしい。「常時目視による監視をしないと山は分からないから、報道ヘリに火山学者を乗せてくれ」ツイートを見かけるが、そこまで言うなら本当は火口にアクセスしやすいところに火山学者が常駐すべきなんじゃないの?(噴火警戒レベルが上がった箱根の大涌谷は一般の立ち入りが制限されたが、定期的に現地調査が行われた。それを知らない人たちは誰もいないはずの大涌谷駅で火事だと騒いだ(笑))

 

◎10月22日日曜日

火山の状況に関する解説情報 第28号(10月22日16時00分発表)

新燃岳では、17日00時30分頃を最後に噴火は観測していませんが、活発な火山活動が続いています。
火山性微動は、昨日(21日)は消長を繰り返しながら発生していましたが、本日(22日)15時までは観測していません。
火山性地震は、昨日は13回、本日は15時までに14回発生しました。
監視カメラによる観測では、噴煙が火口縁上200mまで上がりました。
地殻変動観測では、新燃岳の明瞭な山体膨張を示す傾斜変動は認められません。

 

 

気象庁が発表する火山の状況に関する解説情報内の「防災上の警戒事項等」にある火砕流の警戒範囲が「概ね3km」(第26号)から「概ね1km」(第27号)にしれっと縮小されている話。

現時点で気象庁が想定しているのは、2011年に起きた噴火よりも規模が小さくて火山弾が飛んでくるものらしい。ただしどういうデータに基づいてそう判断したのか根拠は不明。

 

◎10月23日月曜日

火山の状況に関する解説情報 第29号(10月23日16時10分発表)

 本日(23日)、新湯温泉付近から実施した現地調査では、新燃岳の西側斜面の割れ目付近と割れ目の下方の噴気や熱異常域の状態に、特段の変化は認められませんでした。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり50トンと前回(16日、1日あたり500トン)と比べ減少しました。

本日、九州地方整備局の協力により実施した上空からの観測では、10月11日に噴火が発生した火口内東側の火孔付近から白色の噴煙が上がり、その他、火口内の複数の箇所から白色の噴煙が火口縁上100mまで上がっているのを確認しました。火口内の複数の窪地に水たまりがあるのを確認しました。新燃岳の西側斜面の割れ目付近と割れ目の下方の噴気や熱異常域の状態に、特段の変化は認められませんでした。

監視カメラによる観測では、白色の噴煙が火口縁上600mまで上がりました。

新燃岳付近の火山性地震は、昨日(22日)は11回、本日は15時までに3回発生しました。 火山性微動は、昨日から本日15時までは観測していません。

地殻変動観測では、新燃岳の明瞭な山体膨張を示す傾斜変動は認められませんが、GNSS連続観測によると、2017年7月頃から霧島山を挟む基線で伸びの傾向がみられており、霧島山の深い場所で膨張している可能性があります。

えびの岳付近(新燃岳の北西6km付近)の地震は、昨日は観測されませんでした。本日は15時までに1回発生しました。この付近は、2011年の新燃岳の噴火でマグマを供給したと推定される領域です。

 

◎10月24日火曜日

火山の状況に関する解説情報 第30号(10月24日16時10分発表)

本日(24日)、新湯温泉付近から実施した現地調査では、新燃岳の西側斜面の割れ目付近と割れ目の下方の噴気や熱異常域の状態に、特段の変化は認められませんでした。

監視カメラによる観測では、白色の噴煙が火口縁上200mまで上がりました。

新燃岳付近の火山性地震は、昨日(23日)は4回、本日は15時までに5回発生しました。 
火山性微動は、21日22時頃発生して以降、本日15時まで観測されていません。

地殻変動観測では、新燃岳の明瞭な山体膨張を示す傾斜変動は認められませんが、GNSS連続観測によると、2017年7月頃から霧島山を挟む基線で伸びの傾向がみられており、霧島山の深い場所で膨張している可能性があります。

えびの岳付近(新燃岳の北西6km付近)の地震は、昨日は1回発生しました。本日15時までは観測されていません。この付近は、2011年の新燃岳の噴火でマグマを供給したと推定される領域です。

霧島連山の新燃岳で大規模噴火が発生する可能性も 気象庁が指摘 - ライブドアニュース

記事では「気象庁は24日(中略)規模の大きな噴火が発生する可能性もあると指摘した」とあるが、この情報の初出は10月19日に開かれた「火山噴火予知連絡会拡大幹事会見解」(解説情報第24号)。

当面、火山灰を噴出する噴火活動は継続すると考えられます。また、現在
も地下深くのマグマだまりにはマグマが蓄積されていると考えられ、今後、
多量のマグマが新燃岳直下へ供給されれば、規模の大きな噴火が発生する可
能性もあります。

 

これがやや表現を変えた形で、解説情報の第25号から連続で掲載されている。多量のマグマが火山の直下に供給されても、2015年8月の桜島(噴火警戒レベル4)のように噴火しなかった例もある。規模の大きな噴火が発生する可能性とはその程度の話。(;^_^A

 

◎10月25日水曜日

 

火山の状況に関する解説情報 第31号(10月25日16時00分発表)

新燃岳では、活発な火山活動が続いています。

本日(25日)、新湯温泉付近から実施した現地調査では、新燃岳の西側斜面の割れ目付近と割れ目の下方の噴気や熱異常域の状態に、特段の変化は認められませんでした。

監視カメラによる観測では、白色の噴煙が火口縁上200mまで上がりました。

新燃岳付近の火山性地震は、昨日(24日)は12回、本日は15時までに7回発生しました。 火山性微動は、観測されていません。

 地殻変動観測では、新燃岳の明瞭な山体膨張を示す傾斜変動は認められませんが、GNSS連続観測によると、2017年7月頃から霧島山を挟む基線で伸びの傾向がみられており、霧島山の深い場所で膨張している可能性があります。

 えびの岳付近(新燃岳の北西6km付近)では、本日、火山性地震が1回発生しました。この付近は、2011年の新燃岳の噴火でマグマを供給したと推定される領域です。

 

新燃岳 活発な火山活動続く|NHK 鹿児島県のニュース

 

ちなみに「火砕丘(かさいきゅう)」とは「繰り返し小規模な噴火を起こした火口の周りにできる、円錐形の火山体」のこと。それほど珍しいものではなく、箱根の大涌谷にもできた

 

新燃岳 2011 年火口内溶岩湖の熱的検討 - 第2報(2017年10月19日)

 

 

11日の新燃岳噴火は当初報じられていたような「平衡破綻型の水蒸気爆発ではない」。

 

 

【警告】霧島連山・新燃岳噴火→数カ月以内に首都直下地震で東京オリンピック中止へ! 過去11例から予測、3.11と完全に一致する“恐怖の連鎖”が始まった!(某オカルトメディア)

 

霧島連山の噴火から数カ月後に、三陸沖や宮城県沖などオホーツクプレートの太平洋側で大地震が起きることが多いようだ。また、それ以外にも南海トラフや首都圏での大地震、さらに富士山噴火が続いたこともある。このように、偶然とは思えないほど数多くの連動例があるが、その理由は今のところハッキリとはわからない。

この記事のデータをみて、霧島山で噴火すると必ず日本列島のどこかで天災が起きると錯覚してしまう人には申し訳ないが、ここに挙げられている噴火がすべてではない(気象庁 | 霧島山 有史以降の火山活動)。まして記事のどこを読んでも、釣りタイトルにある首都直下地震と連動するという根拠はない。拠り所とされている木村政昭名誉教授の仮説も何冊か読んで知っているが、まだ「富士山が201X年に噴火する」という有名な主張も本が刊行されるたびに遅らされている。それほど信ぴょう性のある話ではないし、4つのプレートが拮抗する日本列島ではいつなんどき巨大地震が起きてもおかしくない。

 

ま、大噴火や巨大地震が予知されていると書けば、自称311で意識が変わった系も含め、無知な人間が大量に釣れてアクセスは増えるからね(笑)

 

◎10月26日木曜日

火山の状況に関する解説情報 第32号(10月26日16時20分発表)

新燃岳では、火山活動がやや高まった状態が続いています。
本日(26日)、実施した現地調査では、新燃岳の西側斜面の割れ目付近と割れ目下方の噴気や熱異常域の状態に、特段の変化は認められませんでした。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり60トンで前回(23日、1日あたり50トン)と変化はありませんでした。
監視カメラによる観測では、白色の噴煙が火口縁上100mまで上がりました。
新燃岳付近の火山性地震は、昨日(25日)は8回、本日は15時までに1回発生しました。火山性微動は、観測されていません。
地殻変動観測では、新燃岳の明瞭な山体膨張を示す傾斜変動は認められませんが、GNSS連続観測によると、7月頃から霧島山を挟む基線で伸びの傾向がみられており、霧島山の深い場所で膨張している可能性があります。
えびの岳付近(新燃岳の北西6km付近)の火山性地震は、昨日は1回発生しました。本日15時までは観測されていません。この付近は、2011年の新燃岳の噴火でマグマを供給したと推定される領域です。

気象庁の解説情報の差異に注目した早川由紀夫教授のツイートを読んで、26日の解説情報に注目したところ、「火山活動がやや高まった状態」と、25日の「活発な火山活動」からトーンダウンしていた。そのほかは観測された数字以外、特に変更ない。

一方一部の火山学者は

「多分また噴火します。これで終わるとは思っていません」と考えるのは自由だけど、

火山学者すべてがそう考えているわけではない。

 

鹿児島・霧島市:新燃岳噴火で宿泊など解約1万395人 - 毎日新聞

 

こればかりは仕方がない。


新燃岳について何か進展があれば、その4に続く。