2023年度の入試が無事に終わり、
受験生だった子供たちは、
就学前クラスで
「こくご」と「さんすう」に楽しく取り組んでいます。
今年は多数合格を頂いた
白百合学園小学校の振り返りから始めます。
今年もコロナ禍になってからの体制通り
10月の事前面接、
11月1日の試験は午前の時間が区切られた中、
約1時間くらいの試験時間で、
ペーパー、行動観察、個別対応の考査が行われました
面接
面接室には3人の先生がおられ、
入室前にマスクを外してからの面接となりました。
今年も子供への質問は
一つの話題から会話をスピーディに
どんどん発展させていくスタイルでした。
自分の考えを言葉にして相手に伝える事を
とても大切にしていらっしゃると
強く感じる内容です。
共通で聞かれた事は
「お父様お母様がすごいなと思うところ」です。
学校はどのようなご家庭なのかを子供を通して
お知りになりたいのだろうと思います。
保護者へは例年通り
志望動機やカトリック教育について
お母様へは子育てで大変だった事や嬉しかった事
などを聞かれました。
お子さんもご両親も大変緊張なさるようですが
先生方は和やかで
相槌を打ってくださったり
感想をくださったりと
ピリピリした厳しい面接ではない
というのが皆様の感想です。
考査
ペーパー
お話の記憶、数の違い、マジックボックス、絵の記憶
等、例年通り様々な分野からの出題が14枚ほどあったようです。
個別
ちぎり
音と数
言語
生活
等、かなりボリュームがありました。
言語は
割り箸についた四つの絵（おじい様、おばあ様、お父様、お母様）のうち二つを選んで、その役になりきって話をする
という出題がありました。
いかがでしょう？
聞いただけでとてもドッキリしますね！
普段通りの会話に
温かく丁寧な日常が垣間見れたら
それはもう間違いなくはなまるだと思います。
でも、
言語力が弱いお子様は黙ってしまうかもしれません。
ご家庭での会話をそのまま話されては困ってしまう事もあるかも知れませんね。
ここでも
学校はどのようなご家庭なのかを子供を通して
お知りになりたいのだろうと思いました。
生活は
シャツを畳んでジプロックに入れるという
よくあるお題ではありましたが、
ちぎりにしても
おはじきの扱い一つにしても
全てに
その子らしさが透けて見える
それが白百合の個別考査だと思います。
集団行動
こちらはとても楽しそうな考査でした。
ピヨピヨちゃん体操
先生役「ピヨピヨちゃん」
生徒達「なんですか？」
先生役「こんな事こんな事できますか？」
生徒達「こんな事こんな事できますよ」
と言いながら、
先生役は振りを考え
生徒側は真似るそうです。
先生役になる順番を決める時の態度
先生役になった時の態度
生徒役で参加している時の態度
たくさん観察された事と思います。
今年もとても印象的なお話がございました。
私共からしても
常に真摯な姿勢が好印象のAちゃん
個別相談会で対応してくださった先生が、
事前面接日も面接官の先生だったそうです。
まず個別相談会でのその先生の真摯なご対応に
ご家庭として大変感激され、
益々白百合への気持ちが強くなったと共に、
その時のAちゃんの様子に
お褒めの言葉を頂いたそうです。
そして事前面接にもその先生がおられ、
他の先生からの質問に答えているAちゃんの様子を
その先生は大変真剣な眼差しで
じっくりじっくりとみて下った後、
ご両親も心に深く残るAちゃんへのお褒めの言葉を
くださったそうなのです。
白百合学園小学校
個別相談会や面接の短い時間の中で、
ご家庭がどのような思いで子育てをし
どの様なお嬢さんに成長しているのかを見極めようと大変深くご覧になっている学校だと毎年感じます。
学校側は
どの様な家庭像、子供像を
求めているのでしょうか。
毎年最終的に私共が思うのは
勿論課題に取り組む力も大切ですが
その成長を一番後押しするのは
ご家庭の6年間の躾ではないかという事です。
日々の暮らしをより丁寧に大切に過ごされる事を
心からお勧めしたいと改めて感じる
白百合学園の考査でした。
