大巧寺入口辺りで、さっそくスイセンの花が迎えてくれました。
マンリョウの実が赤く色づいて、冬の風情。
妙本寺へ。森に包まれた参道を進むと…
「わあ…きれい!」
奥に、幾重にも連なるモミジの木々の紅葉が。
朱塗りの山門に、黄色い葉がよく映えています。

「コケの上に散り敷いた落ち葉もすてき」
「来てよかった…!」
もう12月3週、谷合いで日があまり差さず、風も吹きにくいこの辺りでは、
色づいた葉が遅くまで散ることなく、残りやすいのですね。
北条氏に滅ぼされた、比企氏の悲劇の地。
散り敷いたイチョウの黄金色の落ち葉が彩ります。
本堂の回廊に上がって、モミジを眺めて。
本堂横のモミジの木々も、美しく赤や黄色に色づいていました。

「雨上がりのしっとりした風情がすてき」「空気がおいしいわね。」
静かな境内で、紅葉をたっぷり楽しみ、妙本寺を後にしました。

本覚寺の境内では、1月10日のお祭り・初えびすの準備の
真っ最中。福々しいお顔のえびすさんのお顔マークがあちこちに。
黄色く色づいたイチョウも眺めることができました。

バスに乗り、瑞泉寺へ。
静かなわき道を歩いて護良親王の墓を拝見し、
永福寺跡へ。オギの穂が銀に揺れる、寺院跡の野原です。
庭園跡の復元工事が行われていました。
さらに、道を登って瑞泉寺に到着。
「わあ、まだきれいね。」
日が当たりにくい場所のモミジも、黄色に色づいていました。
スイセン咲く小道を歩きます。

苔むした男坂と、歩きやすい女坂、
二手に分かれて石段を登りました。
登り切ると、瓦屋根の門の向こうに、オレンジや黄色の紅葉が。
「見られてよかった…今年の紅葉の見納めね。」

楚々と咲く冬桜を眺め、ご本尊にお参り。
本堂前や、禅の心が表された庭園にも、
スイセンが清楚に咲いていました。
山の木の上に、「鳥がいる…」
よく見ると、なんとノスリというタカの仲間。

えさを見つけやすい、見晴らしのいい木の上で、
日向ぼっこかな?
むじなの伝説が残る、むじな塚を見学。
「ほんとだ、いた!かわいい^^」
お袈裟を着た、タヌキのような姿の石像が、すまし顔で塚の上に鎮座しています。

瑞泉寺に別れを告げ、鎌倉宮で解散となりました。
名残の紅葉をたずね、すてきな散策ができてよかったです。
終了後は、
覚園寺前の隠れ家イタリアンレストラン「ACCI(アッチ)」でランチ。
とってもすてきでおいしいお店で、皆さん「また来るわ」と大満足でした♪
また別途レポートしますね。
