北鎌倉駅からバスに乗り、上町バス停で下車。
長寿寺そばでは、赤や白のヒガンバナ、オレンジのショウキズイセンが
点々と咲いていました。
亀ヶ谷坂切通しを歩きます。ハギの花が風にたなびく風情。
「きれいね…!」

タマアジサイやヤブミョウガの花を見ながら、坂を登ります。
余りに急な坂なので、カメが引き返してしまったことから
「亀返り坂」がなまって、亀ヶ谷坂の名になったとか。
とはいっても、今は歩きやすくちょっとなだらかになったそう。
峠から下って、鎌倉側へ。
道端になっていた、甘いイヌビワの実も賞味しました。
「甘い…!」
薬王寺で、立派な日蓮上人像を拝観。
「かまくらちょう」といわれる黒いアゲハの仲間、
モンキアゲハがシロバナマンジュシャゲの花の蜜を吸っていました。

扇ヶ谷を歩き、海蔵寺へ。
見事にしだれる、ハギのトンネルを抜けて…。
あるカメラマンの方によると、今年は15年に1度の見事な咲きぶりなのだそう。

裏の庭園に回ると、とても静か。
洞穴に入って、禅の心の表されたお庭を眺めます。
ワレモコウやホトトギスの花。
心がしっとり、落ち着きました。
十六の井の澄んだ水を拝観し、
今度は浄光明寺へ。ハギの花咲く境内を拝観し、
お寺の方に、国の重要文化財・阿弥陀如来さまのお話をうかがいました。
山道を登って、網引地蔵と呼ばれる、
海から網で引き上げられたという大きな石造りのお地蔵さまを拝見。

真っ青な海も見晴らしました。
土曜日は、しっとりとした雨の情緒を、
日曜日は、爽やかな秋晴れを楽しんで、
どちらの風情も秋の鎌倉はとってもすてきでした!
終了後は、寿福寺そばのジュアンレパンでランチ。
特別、日曜日に空けてくださいました!
落ち着いた、上質な空間。
最初はフランスパンの上に、
ペースト状のサーモンが載ったリエット。
ガラスの器に美しく盛られた前菜の盛り合わせ。

真鯛のカルパッチョを一口、「新鮮ね」。
「鶏ムネ肉がこんなに柔らかくなるなんて…」
メインはサーモンの薄切りデュグレレ風。
トロッと感が残る、絶妙の柔らかさ。
スープのやさしい甘味のクリームソース。
パンに浸して、皆さんきれいにいただきました。

シンプルな固めのフランスパンも美味。
デザートは、ココナツのブラマンジェ。
トロリとした舌触りに、ピスタチオのアクセント。

「おいしい…」
プラス300円でコーヒーや紅茶をつけたところ、
マイセンやウエッジウッドなど、
1人1人違うカップで出してくださいました。
スプーンの上には焼き菓子も。
「とってもすてきなところね。」
2800円のランチ。★5つです!