種の故郷を知る
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■今日のテーマ:(4-1-1)
種の故郷を知る
来春の栽培のために、野菜の種選びに思いをはせています。
ここにこの種を植えようとか、この野菜にしようとか
考えるのも楽しいものですね。
私が実践しているエコア有機栽培は、
家庭菜園においてエコロジーの観点から
完全無農薬有機栽培の手法を実践したもので
土作りや堆肥作り、種選びから定植、栽培法まで
独特の方法を講じて、三倍増収まで高めようと
常日頃から研究をしている栽培法です。
よって在来の農法とは一線を画しているかと思いますが
基本的なことは一緒です。
これからいよいよ実際の栽培に触れていきます。
まず今回は、種の選び方についての話です。
種の選び方もこだわれば切りがありませんが
奥は深いものです。
野菜の作り方と栽培法(第4部)
そのⅠ、エコア有機栽培の基本
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◆ 種の故郷を知る
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●種の故郷を知る
全ての生物には遺伝子(DNA)があり、
作物もまた種のうちから
完成された姿が約束されています。
東洋の思想に「身土不二の原則」*という考え方があります。
土がすべての生物を育てはぐくむ基であることを
忘れてはなりませんね。
*「身土不二」とは ?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BA%AB%E5%9C%9F%E4%B8%8D%E4%BA%8C
種も一緒で、種の中にある遺伝子の記憶により、
求めている環境、つまり故郷があります。
この故郷の環境に適した種選びと栽培が適しています。
●トマトの故郷
例えばナス科のトマトだと南米のペルーが原産地で
高地で乾燥地帯の石がゴロゴロした所です。
ですからこの生れ故郷に(原産地)合った所が最も好むわけです。
生育適温は25℃、夜の最低は18℃が適しており、
雨が少なく、太陽を好み、乾燥した冷涼な土地を好み、
高温多湿を嫌います。
私は札幌市に住んでいますが、九州のさつまいもを植えてみても、
生育がよくありませんし、やはりジャガイモの方が合っているのです。
このように種の故郷を知った上での品種選びが大切といえます。
正に、適地適作が合っているわけです。
●在来種を選ぶ
最近は自分で種を採取する人は少なくなりました。
主だった種はやはり種苗会社のものを買うことになります。
そこで気をつける点は、
在来種とF1種についてです。
在来種とは、
昔からある種で収穫が終わった後で
自分で種を採ることができます。
適地適作、地産地消の観点から
私は極力この在来種を主体に種を選んでいます。
F1種(一代交配種)とは、
在来種に遺伝子操作をほどこし、
新品種を作ったもので、
1世代しかこの恩恵を得ることができないものです。
よって、この種を採取して翌年この種を植えても
同じようにできないのです。
例えばカボチャで「雪化粧」という白い品種はF1種で
この種を採取したものを翌年植えると
初年と同じものはできません。
雪化粧の場合、上下ともくぼみがありますが、
次年度は下のくぼみはなくなり、
逆につき出てしまいます。
つまり形も味も変質してしまい、
中途半端な原種に近ずくわけです。
遺伝子を操作したものは将来の生態系に
どれだけ影響を及ぼすのか定かではありませんが、
安全が確認されてからでも遅くはありません。
例えばトウモロコシや小麦等遺伝子操作して
害虫を寄せ付けない種等全世界的に普及しています。
これをどう受け取るかあなたの判断によります。
まぁ、そう深く考えずとも、
家庭菜園ですから極力在来種を選ぶという
心がまえでいいのではと思います。
●適地適作で種を選ぶ
野菜つくりのコツでもあるのですが、
野菜を上手に作りたいなら、
この「適地適作」「適季適品種」に則った
栽培以外にありません。
適地適作とは
古くからその土地で栽培されてきた種を
その土地に合った時期に植えて栽培することです。
最近は園芸種苗店にいっても、F1種に押されて在来種が
少なくなる傾向にあります。
作物の特性をよくつかみ、
流行に流されず、しっかりとした目ききが必要ですね。
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今日のポイント
「適地適作」「適季適品種」に則った種選びをする
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ワンポイントレッスン
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■□「エコアップ」の使い方□■
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冬の生ゴミ堆肥作りは、寒さのせいでうまくいかないものです。
でも「エコアップ」を使えば簡単に作ることができます。
三角コーナー1杯に付、エコアップの量は大さじ一杯(約10g)
で発酵しますので冬にはかかせない資材です。
使い方はこちらを参照下さいませ。
http://www.ecoa3.com/upn/upna/fukuro.html
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