こちらの本を読んだ感想です。

 

親が宗教を信じていたため、生まれた時から洗脳され、

 

生きづらくなった宗教2世たちの体験談が描かれた本です。

 

 

エホバの証人幸福の科学統一教会など

 

世の中にはたくさんの宗教団体があることは知りつつも、

 

その内容については全く知らなかったので、

 

とても勉強になりました!

 

 

虐待の証人という動画を配信している男性は

 

4歳の頃から親の伝道に付き合わされ、幼稚園には行かず、

 

宗教の集まりに連れて行かれていたそうです。

 

 

集会の「お話」の途中で居眠りをしようものなら、

 

流血するまで母親にお尻を叩かれていたとか…💦

 

小学校には普通に通っていたものの、

 

禁止事項が多く、漫画もダメ、騎馬戦もダメ、

 

林間学校のキャンプファイヤーもダメだったそうです。

 

やりたいことがあっても「自分が望むものは間違い」で、

 

「従わなければ殺す」と脅されているような日々だったので

 

全てを諦めてしまったと書いてありました。

 

 

中2の時に、バプテスマを受けて正式な信者となり、

 

子どもながらに熱心に活動していたそうです。

 

でも15歳の時にやっと「目覚めて」宗教を止めたそうです。

 

母親よりも体も大きくなり、力も強くなり、

 

暴力で支配されなくなった時が転機なんだなと思いました。

 

17歳から弾き語りを始め、

 

28歳で初めて宗教のことを朗読し、

 

宗教虐待を読んだ詩がバズったそうです。

 

 


ハルマゲドン=世界最終戦争

 

善と悪、神と悪魔(サタン)の戦いが起こると脅されれば、

 

子どもは親を信じて、黙って言うことを聞くしかなく、

 

「恐怖と引き換えに神様を信じるようになる」

 

ということがよくわかりました。

 

 

ノストラダムスの大予言(20世紀末に世界は滅亡する)とか

 

2012年12月21日に世界の終わるとか、

 

色んな予言がありましたが、結局は何も起きなかったように

 

単に「信者を増やすため」に言ったことだったようです。

 

麻原彰晃も1995年の11月11日にハルマゲドンが起こると予言していたそうです。。

 

 


幼い頃から両親に「神の子」と言われてきたのに、

 

家の外に出たら「カルトの子」と言われた

 

という笑えない話も描いてありました。。

 

 

自由恋愛は禁止。キスも禁止。

 

一般の人と交わったらサタンの血統に戻ってしまうと言われ

 

思い悩む青春時代を過ごすことになる子どもたち。

 

「親が悲しんでも、それは親の問題」

 

「子どもが背負う問題ではない」

 

「僕たちは自分の人生を生きていい」

 

という言葉はとても心に響きました。

 

どれほど罵倒されようが、親が嘆き悲しもうが、

 

親子の縁を切ったとしても、親の期待に応えなくていい

 

ということが、この本を読んでよくわかりました。

 

 

宗教にハマって離婚する人も入れば、

 

著者の父親のように、信教の自由を貫く人もいて、

 

家族のあり方もそれぞれで、とても参考になりました。

 

 

宗教を信じて立派なことを言いつつ、自殺してしまう母親。

 

重度のアルコール依存症で家族を苦しめる父親。

 

詳しくはこちらの本に描いてあります。

 

お酒や宗教に限らず、何かに依存する人は「孤独」で

 

「生きづらさを抱えている」ということが分かりました。

 

 

世に中には色んなタイプの毒親がいて、

 

生きづらさを抱えている子どもがたくさんいるんだな

 

ということがよく分かりました。

 

 

宗教って、幸せに生きるための教えではなかったのか?

 

こんなに苦しんでいる人がいるなんて驚きでした💦

 

 

この本を読んで、

 

宗教には気をつけようと思いました。。

 

↑正しい対応の仕方?(笑)