こちらの本を読んだ感想です。

 

「ちゃんとしなさい」という言葉を散々言われ続けて、

 

それがもはや「呪い」となって、生きづらさを感じて、

 

苦しくなっている人に向けて書かれた本です。

 

 

著者もかつては真面目に頑張って生きていたけれど、

 

努力しても報われないと気づき、

 

「ちゃんとする」のを止めたら人生が大逆転したそうです!

 

 

「ちゃんと」している生活を送ろうとすればするほど

 

本来の自分らしさから遠ざかり、人生はつらく、

 

大変なものになっていく。

 

 

「ちゃんとしなきゃ」という思い込みを外し、

 

「本当はどうしたいか?」という心の声に従って行動すれば

 

すべてうまくいく!と書いてありました。

 

 

「ちゃんとする」ことをやめ、自分らしく生きるために

 

まず最初にすることは、エネルギーを回復させること。

 

 

嫌なことを我慢しているとエネルギーをすごく消耗するので

 

苦手なことや嫌なことはやらないようにする。

 

まずはしっかり休んで、エネルギー不足を解消する!

 

と書いてあり、とても納得しました。

 

 

日頃、仕事や家事、育児、その他習い事などを

 

「やりたい!」とワクワクした気持ちでしているか?

 

「やらなきゃ」という気持ちでしているか?自問してみる。

 

 

義務感でイヤイヤしていることはエネルギーを消耗するため


「ダラダラする時間」が必要になるそうです。

 

 

睡眠時間を削ってまで仕事や家事をするのは本末転倒!

 

「ちゃんとする」という発想をなくして、

 

仕事や家事・育児の時間を削って、自分の時間を確保して

 

エネルギーを回復させることが何よりも大事だそうです。

 

 

この本には仕事編、マインド編、家庭育児編、恋愛結婚編、

 

お金編とそれぞれ具体的にやるべきことが書いてありました。

 

 

まず一日の大半を過ごす仕事については、

 

「自分の好きな仕事だけして、苦手な仕事は手放すこと」

 

自分の好きな職場で、好きな人とだけ、好きな範囲で働く。

 

 

苦手な仕事は、人に振るなり、断るなり、休むなりして

 

どんどん手放していく。

 

「好きな仕事以外をするのは、自分が大変なだけでなく

 

他の人にとっても迷惑」と書いてありました。

 

 

苦手なことをやめるのは、自分をラクにするためだけでなく

 

自分と周りの人を幸せにすることになる。

 

 

一日8時間も働いていると、疲れて何もできなくなるので

 

有休や仮病を使ってでも休むこと!と書いてありました。

 

 

まずは週5日も会社に行く必要があるか?と疑ってみる。

 

苦手なことは頑張らなくてOK!

 

向いていない仕事は一刻も早く辞めること。(笑)

 

 

子どもが熱を出しても休めないような会社で働く必要はない。

 

誰かのプライベートを犠牲にしないと成り立たないような

 

仕事や会社は潰れてなくなればいい。(笑)

 

 

「今日はこんな仕事をしよう」とワクワクできる職場で働く。

 

仕事や会社の前に、一番大切にすべきは自分自身なのです。

 

目指すべきは「ちゃんとした働き方」ではなく、

 

自分がいつも笑顔でいられる働き方なのです。

 

と書いてあり、とても心に響きました。

 

 

次のマインド編では、

 

普段から感情を抑えている人、我慢する癖がついている人、

 

感情がマヒしている人は「違うと思ったらすぐにやめる」

 

ということができないと書いてあり、ドキッとしました💦

 

 

子どもの頃の親との関わりで、

 

どう思われるかが気になって本音や言いたいことが言えず、

 

自分らしくいられなかった人は、

 

他人の前で自分らしくいられるなんて不可能だと書いてあり

 

グサッっときました。。

 

 

人目を気にせず、自分らしくいたいのであれば、

 

まずは親に対して、自分の気持ちを素直に話してみること。

 

 

「親が悲しむから」という理由で、定期的に電話したり、

 

面倒でも帰省したり、離婚を思いとどまったり、

 

結婚や出産をしていないことに罪悪感を抱いたり、

 

親に気を遣って「親が喜びそうな人生」を選んでいないか?

 

 

まずは「ちゃんと親孝行しなきゃ」という

 

世間一般の常識を手放すことが大事だと思いました。

 

 

自分の本心では「悪いと思っていない」時に起こる感情が

 

罪悪感の正体だと書いてありましたが、

 

「自分らしく生きるのに罪悪感はいらない」ということが

 

とてもよくわかりました。

 

 

家事・育児編では、

 

本当に「自分」がやらなければいけない事なのか?

 

自分の「ちゃんと」をどんどん疑っていきましょう。

 

世の中で言われている「ちゃんと」に縛られる必要はない

 

と書いてありました。

 

 

著者は「家事は嫌いだから一切したくない」と公言してから

 

モテるようになったそうです。(笑)



「ちゃんとしたお母さん」と思われることはあきらめる。

 

「ちゃんとしなきゃ」という思いからくる躾を手放すと、

 

子育てのタスクは激減し、イライラせずに済むそうです。

 

 

子育てで優先するのは、母親である自分自身。

 

常に自分が気持ちに余裕を持ち、明るくいられるように

 

母親である自分自身が人生を楽しむこと。

 

私→子ども→他人の順で大事にする!と書いてありました。

 

 

恋愛・結婚編では

 

比較、検討するために複数人と同時に付き合うとか、

 

結婚後も浮気はOKだと書いてありました。(笑)

 

 

自分の中に「ちゃんと」やタブーがあればあるほど

 

それを他人にも押し付けてしまうもの。

 

 

人は自分の期待に応えるために存在しているわけではないし

 

自分も人の期待に応えるために生きているわけではない。

 

「いつだって選択権は自分自身にある」と書いてありました。

 

 

他にも、洗濯や入浴については「毎日洗う」という

 

常識を手放し、入浴も洗濯も週1回とか。(笑)

 

 

この本を読んで、改めて「ちゃんと」しなくても、

 

幸せに生きられるんだと分かりました!

 

 

我慢して生きていても、いいことは何一つなく、

 

こんなにしてやったのに!と不機嫌になるだけで、

 

こんなにバカバカしいことはないと思います。

 

 

自分は本当はどうしたいのか?

 

「こうしたい」という思いよりも

 

「したくない」「イヤだ」「やめたい」という思いを

 

先に叶えてあげることの方が大事かなと思いました。