TBSドラマ「不適切にもほどがある」にあったセリフ。
「お姉ちゃん、耳からうどんが垂れてますよ」(笑)
このドラマを見て、
初めてワイヤレスイヤホン「AirPods」が
「耳からうどん」と揶揄されているのを知ったのですが、
それ以来、
電車の中で「耳からうどん」を垂らしている人を見ると
思わず笑ってしまうようになり、
このドラマのおかげで楽しい日々を過ごしています。(笑)
昭和の人間が令和にタイムスリップするというこのドラマ。
バスの車内や教室で平気でタバコを吸っていたり、
セクハラ、パワハラ、体罰は当たり前だったのを見て、
昭和と令和ってこんなに違うの!?と改めて驚きました。
1986年から2024年にタイムスリップした設定なので、
当時16歳=高校生だった私も
54歳の今との違いを感じ、とても感慨深くなりました。
毎回けっこう面白いな~と思いつつ、一番心に残ったのは
第8話「1回しくじったらダメですか?」でした。
不倫したアナウンサーの復帰がテーマになっていて、
彼の不倫で具体的に迷惑をこうむった訳ではない
多くの「関係のない人たち」によって
ネットに色々な意見=批判が書き込まれ、
なかなか仕事に復帰できない局アナ。
「やっぱり会社辞めないといけないのかな?」という男性に
「ダメだ!そんな前例は作っちゃいけないんだ、絶対!」
という昭和のおやじ。
それに対し、リスクマネジメント部長が言うセリフ。
神妙な顔をしてれば辛気臭いと叩かれ、
騒動をネタにすれば調子に乗っていると叩かれる。
ほとぼりが冷めれば、誰かが必ず蒸し返す。
君や私が生きるのはそういう場所だ。
もはやTVが向き合うのは視聴者ではない。
TVを見てない連中なんです。
見る人はまだ好意的。
見ないで文句言う人間には悪意しかない。
これがバッシングの実態です。
昨日の不倫も10年前の不倫も同じ熱量でバッシングされる。
とあり、とても考えさせられました。
どんなに謝ってもあなたのやったことは消えないの。
一はゼロにはならないの。私たちは絶対に許さないわ!
大事な親友を傷つけてヘラヘラしているあなたが許せない。
冗談言ってるあなたが許せない!
と自身も過去に不倫をしたことで
今でも妻の親友に責められている部長。。
「あの人たち関係ないですよね」という局アナのセリフに
よく考えたらそうだよなと思い、
とても良くできたドラマだな~と思いました。(笑)
「世間的には許されないよね~」という町の声に
「一回の失敗でダメだなんて、そんなの寛容じゃないよ」
「普通に働くだけなのに世間の許しがいるなんて
元いた場所に戻ることすら許されない社会って、
おかしいだろ。寛容じゃないよ!」という昭和のおやじ。
寛容になりましょう!というこちらの歌も面白かったし、
寛容と甘えは違います!というセリフも面白かったです♪
毎回ミュージカル仕立てで楽しめました♡
「同調圧力」や「世間」というキーワードが
こちらで読んだ本の内容と重なり、とても共感しました!