暑くなってきたり、湿度が気になってきたりと、そろそろエアコン冷房を使いたい時期になってきました。
 
湿度が高くなると室内干しの洗濯物が乾きにくくなるので困ります。
対策は除湿が一番。
やはりエアコンの出番です。
 
およそ1ヶ月前ですが、エアコンの試運転を経産省が呼びかけていました。
なんというか、こんなことまで国が口を出すものなのですねw

 

 

 

我が家では、ゴールデンウィークの終わりに試運転してみました。
 
1階は4月も暖房を継続使用していました。
5月に入り、そろそろ動いていない時間が長くなったからとオフにしたばかりでした。
2階は基本的に冷房でしか使っていないため久々の稼働でした。
 
スイッチオンにして消費電力をウォッチしながらしばらく様子を見ました。
 

 
AC1は1階のエアコン、AC2は2階のエアコンです。
外が熱くないので冷房18℃に設定しても消費電力は200〜300W程度でした。
 
冷たくなっているかは体感でわかりますが、
サーモカメラでも確認しました。
 
こちら、1階のエアコンです。
一目瞭然ですが、吹き出し口の温度が下がっており、冷風が出ています。
 
はい、試運転は問題ありません。
 
まぁ、少し前まで暖房で動いていたので、冷房だって大丈夫だろうとは思っていましたが、それを確定させるのも安心して夏を迎えるために必要な作業かなと。
冷風が出てきて安心しました。
冷たいか冷たくないかはなかなか文字だけの表現ではつたえにくいところですが、こういうときにサーモカメラはもはや言葉はいるまい、というレベルの圧倒的なわかりやすさを示してくらるので、説明の補助には最適ですね。
 
 
次に2階のエアコンです。
 
こちらも冷房18℃でしばらく放置しました。
 
消費電力はそこそこなので動いていることは間違いなく、室内機からは風が出てきました。
 
 
 
…そう、風が。
 
 
出てきた風は冷たくなかったのですえーん
 
つまりはこういうことです。
 
もはやエアコンがどこにあるのかわからないくらいに周りの温度と同じです。
 
待てども待てども冷たい風は出てきませんでした。
 
3年にして故障!?
 
しかも費用頻度の少ないほうが。
 
これが個体差というやつですかね。
あるいはハズレを引いたのか。
確かに昨年、思ったほど湿度が落とせなかったのでもしかしたら一昨年より効きが悪くなったのか、と思うこともあったのですが、それでもしっかり冷風は出ていました。
 
なのになぜ・・・。
 
残念ですが仕方ありません。
 
ということで我が家のエアコンは1台使用不可となってしまいましたが、幸いなことにまだ夏までは時間がありますし、もう1台は無事なので突発的な暑い日にも1階のエアコンを使えばしのげそうです。
 
 
エアコン1台で快適な家は、エアコン1台動かせば快適な家のことであって、エアコンが1台しかない家にあらず。
もう1台あれば1台故障しても何とかなるので心理的にも余裕がもてます。
まさにこれを実感した試運転でした。
 
 

一条工務店、ついに断熱王 を名乗りましたか。


もともとトップクラスの断熱性能だったわけですが、国が断熱等級を増やしたら即座にそれに対応するあたり、さすがですね。
断熱の必要性については完全同意です。
いや〜しかし、i-smartは等級7だと思ってましたが違ったようですね。でも、少しの改良で基準を満たしたとのことで。
まあそのへんは公式をご確認ください。


で、この中で私にささったのはコチラ

超断熱玄関ドア「DANNJU(ダンジュ)」
熱貫流率は驚愕の0.46W/m2K
ついに玄関ドアでここまで来ましたか。
我が家の玄関ドア、D50(YKKAP)は0.9なので、仮にこれに交換して我が家の玄関の熱の出入りが半分になったらとしたら、今の弱点はなくなるので、次はどこが弱点になるのだろうかと興味あります。
一条工務店もここまできたらあとは細かな熱橋対策がかだいになるのかな〜と愚行して、今後どう断熱を極めていくのか、さらなる展開にも期待できそうに思います。


一条工務店といえば、ついでにこちらも。

太陽光発電、蓄電池(全負荷)、V2Hと作る方と使う方もなかなかに魅力的。
特筆すべきはやはりこれ。
日本だけのガラパゴス化した技術になるかもという懸念もあり、これからマストなのかは疑問ですが、住宅検討時に提示されたらほしいと思っただろうなと。どちらかというとロマン枠的な感じで。
いくらで入れられるのか、何年持つのか、交換費用はいくらか、などの費用面が気になるところですが、一条工務店の蓄電池は激安らしいのでV2Hもお手頃なのか?と興味あります。


ということで、性能のいい家がどんどんでてくるのはよいですね!
設備の選択肢も私が検討していたころと変わっています。

一条工務店やスーパー工務店、そしてウェルネストホームもですが、トップが追求して走って業界を牽引していってもらいたいものです。
さて、カーボンニュートラルといわれる2050年にはどんな家が標準で、トップクラスはどうなっているのか、ポジティブな変化が期待できそうな材料に、久々にワクワク感を感じました。

ここのところ室内干しの洗濯物が乾きにくくなりました。

少し前に雨が続いたときは特にそうでした。

洗濯物が増えたから干す間隔が狭くなって乾きにくくなったという面もありますが、室内の湿度も少し上がってきています。

この1年の温度と湿度の推移は以下のとおりです。
 

 

(洗濯物の影響を強く受ける測定場所のため夜間の湿度が高めなことと、玄関開放の影響で瞬間的に湿度が下がっているところもあることには留意)

変化の傾向をおおまかに見ると、3月に湿度が徐々に高まってきています。

1年前と導尿になるのであれば、ここから4月、5月と湿度が上がっていくことになります。
 
湿度対策、どうしようかな、というところで、新しくなったBingチャットを使ってみました。
ちょっとこう、新しいものの試しです。
 
なかなかどうして、悪くないものですね。
ただ1つ気になるのが、「洗濯物を軽くたたむ」です。
これは初耳ですが、効果があるのでしょうか。
・・・ないような気しかしませんw
おそらくまだ精度はそこまでよくはなく、間違いもある段階なのでしょうね。
 
現状、我が家ではサーキュレーターを使って風を当てています。
風の当たるところは乾きが良いのですが、当たらないところで洗濯物が重なりがちなところは乾きが悪いです。
間隔をあけるのもやはり大事で、うまく風が当たるようにする工夫を試しながらやっています。
 
冬の乾燥はまったく気にしなくてよく、また、新築当初の湿度が高すぎる問題もなく、この冬は快適に過ごせました。
これから梅雨にかけてが湿度コントロールが難しくなってくる時期ですが、なるべく省エネにできるところで調整出来たらいいなと思っています。

2月分の電気料金は国の補助もあって安くなりました。

7円/kWh安くなるという、例のアレ、電気料金負担緩和策です。
料金はほぼ前年並みでした。
補助がなければ280×7=1960円高かったわけで、2ヶ月連続1万円超となるところでした。
10,500円と8,500円とでは受ける印象がだいぶ違いますね。


使用量は昨年よりも増えました。

これには思い当たるところがあります。

去年はエアコンの設定温度21℃でしたが、今年は22℃にして快適性を高めていたので、多分増えるだろうとは予想していました。

1℃上げると10%増える、なんて話もありますからね。

ただ、比較的暖かかったのでエネルギー使用自体は少なくすむところもあり、その分の差し引きはあるので、ひょっとしたら昨年よりも減っているかも、と少し期待すらところもありましたが、そうはいきませんでした。



電気料金は燃料費調整額の値上がりで徐々に増えていき、上限に到達したところで国の補助で値下げ、というように単価が変動しているので、まあその単価の動きと、年間での夏冬のピークがあるという変動が合わさっていています。
増減要因はわかりにくくなりますね。



使用量(買電)はまぁ前年並みという感じです。
正確な使用量は太陽光発電の自家消費分も見ないとわかりませんので、ここではスルーで。
なんとなく増えてそうな気もしますが。



日毎に見ると、やはり寒波の際に使用量が増えています。
雨の日に買電が増えます。

売電の方はというと、2月分は使用量(買電)ととほぼ同じだけ売電しています。



単価の違いで、金額的には売電と買電で少し差が開いています。

売電は単純に電力量に単価を掛け算するだけなので、使用量も金額も同じ変化のグラフになります。


今年は前年に比べて夏は売電が多かったのですが、冬は少なくなりました。

まぁ、これも自家消費も含めた発電量全体でみてみないとわからないところがあるので、とりあえず分析はなしで。



国の補助のおかげで電気料金は安くなったわけですが、これも10月分までということで、来年の冬はどうなるのか、規制料金の変更もあるのか、燃料費調整額の単価がどうなっているのか、不確定要素が多いですが、そもそもエネルギーをあまり使わなければ影響はそれほど大きくはなりません。
故に、断熱や気密には投資しておいたほうがよいでしょう。経済面以外のメリットも大きいですし。

とりあえずは個人として経済合理性のもとに判断していますが、今後の方向性としては、いずれは規制料金がなくなるか、あるいは自由料金より高く設定されるのではないかと思います。
例えるなら固定金利と変動金利の関係のように、安定しているけれども高いのが規制料金、変動のリスクはあるものの、基本的には安いのが自由料金となるのが健全ではないでしょうか。
将来的にはそうなっていくのではないかと予想しながら、我慢しないで快適に、かつ、なるべく安くできるように、目先において契約の変更を常に選択肢として考えていくつもりです。


今年は快適に振ってみたのですが、快適性は一度上げると戻したくなくなるのが難しいところですね。
電気料金を気にせず快適に生活するにも断熱は必須だと、改めて実感しているところです。
このあたり、なかなか体感しないとわからないと思いますので、これから家づくりをする方にはぜひ快適性は一度体感してもらいたいところです。
そのうえで、自分にとってどれくらいのコストを払う価値があるか考えるといいと思います。
もちろん私は断熱に投資してよかったと思っています。

電気料金が大変なことに!去年の2倍になった!なんて話もあります。

なんといっても燃料費調整単価の上昇がかつてない勢いで高くなってますからね。

電気料金高騰対策をしているからそこまで衝撃を受けるようなことはないです。若干他人事感はあります。


とはいえ、さすがに前年比で10円/kWくらい高くなっているので、影響がでてることは確かです。

残念ながら、我が家の電気料金は1万円を超えてしまいました。

1万円超えはこれで2回目です。

月1万円かからないことに高性能な省エネ住宅地としてのステータスみたいなのを感じていたのでちょっと残念なんですが省エネの本質とはそれますね。

今後も電気料金が高くなるならますます断熱気密で省エネして太陽光でまかなうリアルゼロエネルギーハウスが脚光を浴びそうです。

我が家も太陽光発電で差し引き0になるゼロエネルギーなわけですが、電気料金はこんなものです。

温暖地での断熱等級7、G3レベルの実例として。

下矢印下矢印下矢印


少し暖かかったからか、昨年より使用量は減りました。

しかし、使用量が減っても料金が高くなる罠。

とはいえこの程度なのでかなりましなほうなのでしょう。

オール電化プランなんかだと上限がないからさらに7円/kWh高いわけで、単純計算で1900円くらい高くなります。

そうすると電気代月12,000円となり、我が家ではなかなか衝撃的な数字になります。

従量電灯プランに切り替えてなかったらこれくらいになっていた、ということですね。


リアルゼロエネルギーについてはこちらを参考に。

私としては蓄電池まではまだいらなく、家電も含めたネットゼロすなわちリアルゼロエネルギーでいいと思います。

防災という点では蓄電池があってもいいと思いますが、電気自動車や定置型でないポータブルの大きめのやつでいいのではないかというのと、あとは蓄電池で建物単位で個別に最適化するのではなく、電力システム全体でで最適化できたほうがいいというところで、家庭用の定置型蓄電池はあまり魅力を感じないんですよ。

まだまだ高いし、元取れないし。




ついでに太陽光発電による売電状況。
我が家は4.5kWの太陽光発電設備を載せてます。
パネル出力250kW×18枚で4.5kW。
パワコンは出力5.5kW。
パネルとパワコンで比較して出力の低い方が最大値になるので我が家の設備は最大出力4.5kWとなります。設備容量とか発電出力とかともいうようです。このあたりは私は調べる過程で理解しましたが、一般人にはわかりにくいですね。

我が家の1月分の売電収入は7,728円でした。
今年は例外がありますが、4.5kWで21円/kWだと、よくて月1万円を少し超える程度です。




電気料金が高くなってきたので自家消費を増やしたいところですが、我が家は当初からエコキュートの昼焚きをマニュアル設定で行っており、特に他に増やせそうなものがないので現状維持としています。


寒くなってきたので来月の電気料金の請求でまた記録更新しそうだなと思いましたが、激変緩和措置で7円引きになるので、燃料費調整単価はまた少し前の若干マイナスなところに戻り、電気料金も落ち着きそうです。


こうなるとやはりあのとき従量電灯プランに変更しておいてよかったと思います。
もしかして変えたほうがいいのかも、と少しでも興味を持った方はとりあえず試算してみてください。
電気使用量に単価をかける単純な掛け算なのでそうめんどうなことでもないです。



現在の我が家の現状メモ
1階の2.8kWエアコン(10畳用)1台暖房22℃設定で連続運転(延床32坪プラスロフト少々)
太陽光発電4.5kW
エコキュート昼焚き(マニュアル設定)

建物性能
熱損失係数(Q値)0.67W/m2K
隙間相当面積(C値)0.2cm2/m2
外皮平均熱貫流率(UA値)0.26W/m2K
冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)0.97
暖房期の平均日射熱取得率(ηAH値)0.90