時計の針を戻す事は出来る。
だが時間を戻すことは出来ない。
後悔しているかと問われたらしていると答える。
だが、やり直したいとは思わない。
何故ならやり直したとしても結局この道を辿るのだろうから。
最善を選んできた訳では無い。
もし違う道を選んでいたらと考えることは多々ある。
しかし私が私である以上この道に辿り着くことは必然だったという結論に何度も達した為、考える事は無意味な事だと理解した。
理解したとしても考え続けてしまうこの脳みそに嫌気がさしてきた今日もただただ惰性に生きている。
夢があった。希望があった。
大きくなるにつれてそれは過去に過ぎていった空想になった。
出来ること、やれることを探していくうちに道がわからなくなって手近な街頭に照らされた標識に書いてある道に向かってふらふら歩いている。
このままでいいのかとポンコツな脳みそが問いかける。
このままじゃダメだよと壊れた時計が囁いた。
じゃあどうすればいい?
こたえるものは誰もいない。
漠然とした不安に足をとめると誰かが背中を押すもんだから進まざるを得ない。
何してるんだろう?何もしてないけど。
生きる事に意味が欲しいと思ってた頃もあった。
結論、死ねないから生きるしかないと理解した。
なんで生かされているんだろうと考えて、それを考えることも無意味な事だとも理解した。
理解したとしても考え続けてしまうのは人間だから仕方なしと無理矢理納得した。
と思考している私は誰なんだろう?
我が愛しのポンコツはどうやら暇で仕方ないらしい。
意味があるように見せようとしたもののまるで意味を持たない文字の羅列が目の前を踊っていく。
何度も同じ文字ばかり泳いでいる気がするのはきっと気の所為ではない。
嗚呼、今日もまた眠れそうにない。