汚れを知らない部屋を彩る美しい色

それはとてもとても綺麗で

僕は何度も何度も振り下ろした

その度にそれは広がって飛び散って

気がつくと床も僕も同じ色になっていた

それが愉快で愉快で

喉の奥からくつくつと漏れる声が

水音に混じってきこえた気がした

ふと手元を見るとそこには

ぬるぬるとした冷たいモノと

何かの破片しか転がっていなかった

"あれ もうオワリ?"

まだ全然足りない たりない タリナイ

次の色をもってこよう

僕の作品を完成させるために

あの子はどんな色を抱えてるのだろう

楽しみだな





アレを手に入れる為なら

命すらも惜しくないわ

お前は一緒に来てくれるわよね?

何?何故 刃を私に向けるの?

もしかしてお前も私の邪魔をするの…?

そう…なら お前も要らないわ

今までありがとう そしてさよなら

…とでも言えばいいのかしらね?

分からないけれど

お前もやはり人でいたかったのね

…さて 先に進みましょうか

あら?いつの間にか私…1人…なの?

それでもいいわ 

私はアレを手に入れなければならないのだから

見えてきたわ

やっとやっと………

あ…れ……?

あは…あはは…

そっか……そっかぁ………

あはははははは

私が欲しかったモノは…

ワタシが欲しかったものはっ

こんなものだったのか

ふふ…ふははは…

あはは…あははははは…

ああああああああああああ





ねぇ


どうして 僕が悪いの?

どうして 僕が責められなきゃいけないの?



彼女は僕の髪を切り刻んだ

彼は僕に泥水を飲ませた

彼女は僕を階段から突き飛ばした

彼は僕に根性焼きをした

そして君達は僕を…僕を犯した


だから僕も同じことしてるだけだよ



悪魔…だって?


罪の意識すら無い

やったことすら忘れていた

君たちの方が悪魔じゃ無いの?



謝ってすむとでも思ってるの?


ていうか それは何に対しての謝罪?


僕の身体をボロボロにしたこと?

それとも僕の精神を壊したこと?


そんな言葉だけの謝罪なんて要らないし 命乞いも要らない


いいから 黙って順番を待っててよ