互いの寂しさを誤魔化すための関係

傷舐め合うだけの関係

そんな有毒なカタチの私と貴女

その毒はゆっくりと身体を蝕んでいた

間違いだと分かっていた

それでもやめることは出来なかった


何度も何度も罪を繰り返し

貴方だけに溺れていったんだ

大切なモノを失っていきながら


そのうちに私は今あるだけでは満足出来なくなっていた

次を夢見てしまったんだ

それが別れの合図だと知っていたのに

終わってしまうと知っていたのに

そして……


貴女の笑顔を ぬくもりを忘れられないまま

何も出来ないまま何もしないままに

ただただ怠惰に時間に流されているだけ


繰り返されるこんな退屈な日々なんて いっそ壊れてしまえばいいのになんて思いながらいつもの日々が過ぎていく


今もまだあの毒は私を蝕んだまま




ただの暇つぶしだった

あの人の面影を映す1匹の艶やかな蝶を見つけてしまったときから始めた醜悪な秘密の遊び

その時だけは宙ぶらりんになった寂しさを紛らすことは出来た


《甘い甘い蜜(どく)》

《抗えない誘惑》


花が水を求めるように 私を求めずにいられない貴方は ボロボロになりながらも狂い咲いていくあなたは美しかった


私はそれ以上を見たくなってしまったんだ


そして…




虚ろに真っ白にただただ時の流れに身を任せているあなたは とても美しいとは言えなかったが とてもとても愛おしかった


何故か込み上げてくる虚しさを貴方の幻影と共に紫煙でかき消した






僕には彼女がいた

容姿端麗 成績優秀

僕にはもったいないほどのひと


付き合い始めたきっかけは

彼女からの告白

正直驚いた

こんな僕なんかを

好きになってくれるなんて

有り得ない事だったから

きっと僕を騙してるに違いない

ドッキリかなにかなんだろう

最初はそう思ってた

でも

彼女と一緒に過ごしていくうちに

彼女の気持ちに触れていくうちに

その気持ちに嘘偽りがないことを知った


とても素敵な時間が過ぎていった

彼女と過ごす日々は色鮮やかで

夢のような時間だった

そしていつの間にか

僕も彼女のことが好きになっていたんだ


いつからだったろうか

僕がこのオモイに気づいたのは

いや最初から気づいていたのかもしれない

ただ見ないふりをしていただけ

最初から手遅れだったんだろう


彼女への想いが大きくなっていくたびに

このオモイも強く大きくなっていく

どんどん大きくなっていって・・・・


触れたい    壊したい

優しくしたい  組み敷きたい

大事にしたい  泣かせたい

愛したい    壊したい

愛したい    こわしたい

愛したい    コワしたい

愛したい    コワシタイ

愛したい    コロシタイ


   コロシタイ




ふと気が付くと僕の手は綺麗な紅に染まっていた

愛しい彼女のがらんどうとした

黒いくろい瞳に映るのは

イビツに口角を上げ

狂気のアカに染まったボク一人だけ


少しの後悔と言い難い高揚感

これで彼女はボクだけのモノ

胸に空いたぽっかり穴は

きっと気のせいなんだろう


きっと君だけだと寂しいだろうから僕もそちらへ