APC事務局長のブログ -18ページ目

抜け目のなさ


中国では、日本で生活していると絶対に起こり得ないことが
頻繁に起こりますよね。


私は中国での移動中、日本で読めなかった新聞だとか、書物を

持参できるだけ持ち込み、空港チェックインの待ち時間、トイレの
待ち時間、エレベーターの待ち時間、車での移動時間などに目を

通すようにしています。

(それだけ、中国は待たされることが多いということです)


その上、汚い話しですが、私は手に汗をかく方でして、新聞を読んだ後は、

石鹸で手を洗わないと気が済まないタチです。


特に飛行機を降りた後は、どうせ機内に預けた荷物が出てくるのは

日本と比べて恐ろしく遅いので、先ずトイレへ行きます。


今夏、出張した広州のトイレは液体石鹸のディスペンサーが空でした。


こんな時の為、予備として持参している、液体石鹸を取り出し、手をゴシゴシ
洗っていると、用を足し終えた中国人が「アイヤ~」とか何とか言いながら、
伸びをして、手を洗いだします。石鹸が出ません。すると私が手洗い中の私の
携帯用液体石鹸が目に入りました。


こんな時の中国人はまさに蛇が獲物を仕留めるように、まさにそれは公共物で

あるかのように平然とそしてそれまでの緩慢な動作がウソのように私のそれを

奪い取り、悠然と使おうとします。


この抜け目なさ、どう思いますか?

中国産食品復活?


最近の流れですが、どうも 食の安全の重視度は、 放射能>農薬(中国)

といった構図ができつつあります。


特におせちなどの高価格帯の商品については、これまで『チャイナフリー』

という謳い文句にて中国産を一切使わないもので取り進めてきた結果、

今回の原発事故の影響で日本国産が使用できなくなり、他の産地を見まわした

ところ、


『中国産しかない』


となり、 放射能と農薬を天秤にかけた場合、


『放射能よりは中国産の方が安全』


ということで、中国産の雪解けが進んでいます。


それにしても、10年前に中国のほうれん草から農薬が検出したのを皮切りに

2007年には段ボール肉まん事件、2008年には毒ギョーザ問題、などなど

具体例をあげればキリがありませんが、日本国産の食品においても、

タケノコの偽装、ごぼうの偽装、うなぎの偽装、毒入りもち事件など、まさに

枚挙に暇がない、といったほどの食品事件があったものの(中国と異なり

あまり大々的に報道されてはいません)  一貫して辛酸をなめ続けてきた

中国産食品。


しかしながら、中国産のほうれんそうなど特に葉物野菜が引っ張りだこに

なっているとか。(特に東北の葉物野菜が敬遠されている様子)


日本人の食への概念ってどうなっているのでしょう。


いずれにしても今後の中国産食品ブームはどうなるのでしょうか。


我々中国語・中国ビジネスに身を置くものとしては、なんとも複雑な気持ちです。




回収店

先日の朝日新聞で、最近中国の都市部の、役人専用(?)の

贈答品の換金所(回収店)の存在が紹介されていました。


私自身も以前からなんとなく、こういう店の存在を知り得ては

いましたが、最近増えたんですね。こういう店が。


というより、需要が増えたのだと思います。


当方の食品事業では松茸を扱っていますが、今年は中国国内で、

贈答用の乾燥松茸の需要がすこぶる多かったと聞いていました。


なにせ今年は中国産松茸が天候不順で大減産(例年の半分)で

相場は2倍に暴騰しました。


ただ、この相場高騰は、天候不順のみならず、やはり中国国内の

内需が大きく影響していたのです。

一つは、北京、上海、広州などの高級ホテルです。


こういった場所では、「味覚の良し悪しなどの判断は別として」

松茸フェアーが”これが日本では高値で取引される松茸だよ~”

と成り金向けの商売が繁盛しているらしいのです。


これに加えて、贈答需要。日本人なら、松茸はやっぱり”生”。

しかし、中国では乾燥。


なぜかというと、換金目的でぐるぐる回されるからです。

生ですと、すぐに調理しなければ、品質が落ちてしまいます。


これが韓国では、最初から百貨店のお中元の係から受け取り人に

直接電話が入り、「ドコドコ商事のダレダレさんから生松茸が届いて

おります。現物で受け取るか、商品券で受け取りますか?」


といったシステムです。近い将来、日本でも受け入れられる時代が

くるかも。日本では 『回収店』はあまりにも露骨すぎますもんね。